コルポ建築設計事務所

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年末年始のご案内

simekazari
 
今年も残すところ、あと2日となりました。
 
当事務所も本日から1月4日までお休みとさせていただきます。
合せて、当ブログもお休みしますので、1月5日より再開したいと思います。
 
今年1年どうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
 
みなさま、よいお正月をお過ごしください。

2014.12.30

ウッドロングエコとは・・・

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この写真を見て、何の写真なのか分かる人はよっぽどのムジラー(無印良品大好き)だと思います。私も無印良品が好きなので、無印良品が手がけている住宅があるのですが、そちらにもとても感心があります。
 
そんな無印良品の家から最近発表されたのが「縦の家」という住宅です。この住宅は、東北芸術工科大学の竹内教授が設計に参加しており、とても断熱性能の良い住宅となっています。その住宅の外壁が上の写真なんです。なんと、杉板が採用されていたんです。なかなか、大手の住宅メーカーなどで外壁に杉板が採用されるということはないと思います。ほとんどが、サイディングというとても安定した材料ですが、無機質な外壁になっているのが現状です。
 
無印良品もよく採用したなぁとも思うのですが、その外壁の保護塗料として使われているのが、ウッドロングエコという塗料だったんです。この材料は、高気密高断熱では知らない人はいない秋田の西方設計で使用されているのを知っていたので、余計どんなものなのか気になっています。
 
ウッドロングエコとは、天然成分のみで作られた木材保護剤、新しい木に塗ることによって、木材に腐朽菌が発生しにくい環境をつくり、木材を安全に長持ちさせます。また塗り直しも必要ありません。
 
製造しているところのHPでは上記のような説明文がありました。一番重要なのは、塗り直しが必要ないというところですよね。杉板の外壁というのは、自然素材で環境にもやさしく趣もありますが、単価的には安く仕上がる素材になります。それに、このウッドロングエコでメンテナンスフリーになるなら、採用しない理由が見つからないなぁと考えておりまして、ぜひ使ってみたい材料のひとつです。

2014.12.29

YKK AP 樹脂窓の熱貫流率を公開

apw330
 
YKK APさんが、12月から樹脂窓「APW330」「APW430」の窓種、サイズ別熱貫流率をウェブサイトで12月より公開しています。
 
上の文章を読んでなるほど、と思う人はそう多くないと思うので、そのことを少し説明したいと思います。まずは、今までとどう違うのかということですが、今までは窓の種類ごとの大まかな熱貫流率でした。つまり、引違い窓なら、2.17で、FIX窓なら1.96といった具合です。
 
熱の出入りを計算する際は、窓の大きさも住宅によっていろいろと変わってきます。ですが、今までは大きい窓も小さい窓も一緒の数値で計算していました。しかし、数値が公開されたことで、大き窓と小さい窓は個別に数値を入れて計算できるようになりました。つまり、より現実に近い数値での計算が可能になったと言えます。
 
設計者としては、より現実に近い計算がしたいと思いますので、それにメーカーが答えてくれたということになります。今のところ、窓の種類ごと大きさごとに熱貫流率を公開しているのは、YKK APさんだけなので、それだけ真摯に取り組んでいるということだと思います。
 
ちょっと、前まではそんな数値が出てくるなんて考えられませんでしたが、そういう情報を世の中が求めているということなんですね。それだけ、熱環境についての感心が高くなっているんだと思います。そういった細かい情報もしっかり活かして設計していかなければなりません。
 
※熱貫流率・・・熱の通りやすさ。室内外の空気温度に1度の差があるとき、1時間にに壁1㎡を通過する熱量。数字が小さくなるほど性能がよくなります。

2014.12.28

水野学のセンスは知識からはじまる

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グッドデザインカンパニー代表で、「くまもん」でも知られる水野学さんの本です。水野学さんの本の中で、この本がとても衝撃的でした。タイトル通りの、センスの話なのですが、どうもセンスというとキラリと光る「センス」というものがあるような感じがしますが、そういうことじゃないということを説明されている本です。
 
まさに、建築もいろんなセンスが必要とされる職業じゃないでしょうか。依頼いただいた方の予算配分もセンス次第ですし、要求される事柄のまとめ方もそうですし、もちろん、立ち上がってくる建物についてはまさにセンス次第で良くも悪くもなってきます。それが、知識からはじまるんだという認識は読むまでまったくありませんでした。
 
水野学さんは、センスとは誰にでも備わった身体能力と書いています。センスのよさはとはミステリアスなものでもないし、特別な人だけに備わった才能ではないと。それをどう育てているか、どう使っているか、どう磨いているかだいうことが書いてあります。
 
これを読んでから、住宅のことを考えると確かにセンスの悪い住宅に共通な事柄などが見えてきたりして、なるほどと実感することがありました。あいまいなセンスという言葉に対して、このような真摯な姿勢で取り組んでいるからこそ、いろいろなクリエーションがあるのだと思います。とても、論理的なセンスのお話がおもしろいので、ぜひ読んでみてください。

2014.12.27

どうする結露対策

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では、どうすれば結露を防ぐことができるのでしょうか。結露対策とちょっと検索するといろいろなグッズやアイテムが出てきます。上の写真もその中の断熱シートですが、こういうおしゃれな雰囲気のものもあるんですね。ただ、そういうものでできる対策は、やらないよりはいいでしょうけど、やったからといってもさほど状況は変わらないのではないでしょうか。
 
やはり、問題は根本の原因から取り除かなければなりません。当然、室内の水蒸気量を減らすことで結露の発生は抑えられるので、そうした生活を心がけるのが一番効果的ではないかと思います。では、どんな生活をしたら良いのかですが、簡単に実践できるのは、換気をすることです。窓をあけて換気でもいいですし、換気扇をまわして換気しても良いと思います。室内で発生している水蒸気を外に排出し、室外の乾いた空気を取り入れることで結露を防ぐことにつながります。ただ、どうしても冬場寒いため、なかなか換気をしようという気にならないので、結露がなかなかなくならないんですよね。今は、熱交換型換気扇といって、換気の際に捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを再利用(熱回収)しながら換気できる換気扇があるので、こういう設備を使うのも良いかもしれません。
 
もうひとつは、開放型暖房器具を使わないことです。これは石油スト-ブやガススト-ブなどのように室内で燃焼させる器具のことで、つかうほどたくさんの水蒸気が発生します。水蒸気を発生させない暖房器具は、温水や電気を使った輻射熱暖房、燃焼型でもその場で炎を発生させない密閉型暖房(室外で吸気換気をおこなう煙突付きガススト-ブなど)や、電気などの熱源を利用して燃焼させない暖房(電気スト-ブ、電気温風ファンヒ-タ-など)があります。もし、開放型暖房器具を使っている方は、違う暖房に変えると結露具合も変わってくると思います。
 
ということで、大きな原因を取り除く方法を書きましたが、住む環境をすぐ変えることはできないと思います。いろいろ暮らしながら試してみることで少しでも環境が良くなるかもしれないので、ぜひやってみてください。

2014.12.25