コルポ建築設計事務所

鉄砲町の家

鉄砲町の家 杉板外壁張り


 
鉄砲町の家の杉板が届き、現場では早速張り始めていました。
 

 
南面の2階から張っています。
 

 
反対側より。
 

 
西側の壁を見る。
 

 
この杉板にウッドロングエコという水性木材防護保持剤を塗って完成となります。
住宅が密集しているところなので、外壁の杉がとても映えていました。
足場が外れるのが楽しみです。

2024.03.15

LINA WOOD


 
3枚の木の積層からなるライナウッド。
無垢のような素材感を持ちながら、加工性も良さそうな素材です。
樹種は、カラマツ、トドマツ、道南杉、ナラ、タモの5種類あります。
覚えておいてどこかで使ってみたいな。
 
HPはこちらより。

2024.03.08

FiT63


 
シャープの冷蔵庫が奥行き63cmに統一されて販売しているのを発見。
冷蔵庫ってプランを考える時、奥行きが結構シビアに影響してくる部分なのですが、どのサイズも奥行き63cmに揃えられていて、個人的にはありがたいラインナップだと感じました。しかも、今は冷蔵庫も無線LANと繋がって節電できたりするんですね。そこはそこまでしなくてもいいんじゃないのかと思ったり。
 
シャープの冷蔵庫のページはこちらから。

2024.02.29

サーモパイン登場


 
先日、新潟の上野住宅建材さんが来所されて、紹介していただいたサーモパインです。
外壁材とデッキ材があって、上のほうがデッキ材で下のほうが外壁材になります。
最初は茶色ですが、経年変化でシルバーグレーに変わっていくので、そういう変化もあわせて楽しめる材料になります。従来からあるサーモアッシュよりも安価に使えるので、ぜひ使ってみたい。

2024.02.22

暖房なしで室温は何度あがるか?

昨日はうちわの勉強会で自然温度差の話になりました。
「暖房なしで室温は何度あがるか?」という家の性能を表す数字が自然温度差になります。あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、これもQPEXという計算ソフトで計算することができます。
 

上の表の中にある 自然温度差=(日射取得熱+室内発生熱)/熱損失係数 という式で求めることができます。日射取得熱は太陽の光を取り込んで得る熱なので、わかりやすいのではないでしょうか。室内発生熱は人や照明の熱などで発生する熱です。それを熱損失係数で割ることで自然温度差を求めることができます。なんとなく難しいかもしれませんが、簡単にいうと太陽の日射をいっぱい取り込んで、家の断熱性能を上げることで、自然温度差を上げることができます。
 

 
いまこの住宅の自然温度差は9.12℃なので、上のグラフの1月の部分で外部の平均気温が0℃ちょっと下回るぐらいのときに、室温が8.1℃になっているのがわかると思います。このように暖房なしでも外の気温より室温があがるわけですが、この差の部分が自然温度差を表しています。例えば、エアコンの設定温度を20℃にしていた場合は、20℃まで足りない部分を暖房するということになります。(グラフ中の赤い塗りの部分)なので、自然温度差が高い住宅ほど暖房エネルギーが小さいことになります。
 
地震などでライフラインが止まってしまっても、自然温度差が高い住宅では他の家より暖かく過ごすことができます。さらに、その家に多くの人が集まれば発生熱も多くなるので暖房がつけることができなくても、寒さをしのげる住宅になります。今後のリスク管理として、自然温度差の高い家に住むということも大切になってくるのではないでしょうか。

2024.02.21