コルポ建築設計事務所

Diary

トイレ再考

最近になって家のトイレのウォシュレットが出にくくなってきました。出にくくなったというのは、10~20回に一回ぐらいウォシュレットの棒が出てこなくなりだしたのです。自邸も完成してから20年ぐらいになるので、だんだんいろんなところが壊れてくるようになってきました。先日は、キッチンの水栓が故障したので、トイレもそろそろなのかと考えていましたが、ふと、うちのトイレはタンクレスのトイレなので、便器も便座も全部交換になるんだと思い出しました。
 
タンクレスのトイレは見た目はデザインもスッキリしており、とても魅力的だったので、当時選んだ記憶があるのですが、のちにメンテナンスのときは全部交換になるということを知ったのでした。そして、いざ、自分のトイレの調子が悪くなってくると、タンクレスじゃなくてもよいのでは?と思えてきました。
 
トイレはリビングのように常に目につくものではないし、基本的な性能としては用を足せればよいので、タンクがあるなしは機能性に絡まない部分です。ただし、将来のメンテナンスを考えると壊れやすい便座の部分だけ交換可能というのは、とても魅力的に感じてきました。便器などはなにか物を落としたりして割らない限りは、相当長く使えるものだと思います。ウォシュレット部分が壊れただけで全部交換するというのも、もったいないように思えました。
 

 
そして、上の写真はTOTOの今のシリーズのタンクありのトイレになります。たぶん、20年前はこんなにコンパクトでスッキリした印象はなかったと思います。ですが、いまあらためて見てみると、タンクありでもこんなにシンプルな印象なので、タンクレスじゃなくてもいいなと感じました。いろいろなものが高騰し、住宅に関わるいろいろ材料や機材などは値上がりせざるをえない状況ですが、トイレをタンクありにするだけでも、予算を多少減らせると思います。将来のメンテナンス製を考えて、タンクありを選ぶということも考えてみてもいいのではないでしょうか?

2025.02.07

基準一次エネルギー消費量を35%以上削減

タイトルにある基準一次エネルギー消費量を35%以上削減とは、GX志向型住宅の補助金の適用要件になります。補助金が160万円もらえる住宅です。これがどのくらいなのか、ちょっと検証してみました。検証したのは最近竣工した住宅でUA値が0.23の断熱等級7の住宅になります。このぐらいの断熱性能のある住宅で、換気を第3種換気にした場合の一次エネルギー消費量が以下の表になります。
 

 
基準一次エネルギー消費量を35%以上削減とは、表内の②÷①が0.65以下になればよいことになります。
①の合計:101624
②の合計:66321
②÷①=0652612 となり、わずかに削減できない数値になりました。
 
そこで、換気を熱交換器に変更してみたのが、以下の表です。熱交換器については、マーベックスのsumikaの性能値で入力しております。当事務所でおすすめしたい熱交換機です。
 

 
①の合計:101624
②の合計:62152
②÷①=0.611558 となり、無事35%以上削減することができました。
 
上記の検証から、断熱等級7の住宅でも熱交換機が必要となるため、補助金の必要要件を満たすには、熱交換機を導入し、断熱等級6でUA値が0.3ぐらいだとギリギリ補助金の要件をクリアできそうな雰囲気です。こうやってみると、35%以上の削減は簡単ではないけど、難しくもないという微妙なところで設定されているような気がしました。とはいえ、断熱性能があがって、使用エネルギーがより減る住宅になるので、積極的に活用していきたいですね。補助金には太陽光パネルも搭載する必要があるので、そちらは今後検証してみます。
 
GX志向型住宅の補助金について不明なところなどは、お気軽にお問い合わせください。

2025.02.01

街に開いた設計事務所


 
商店建築の特集が「街に開いた設計事務所」ということで購入してみました。いろいろな事例が載っており、みなさんそれぞれの街に対しての開き方があり、楽しそうな設計事務所に感じました。
 

 
当事務所も青春通りに面した側に打合せスペースがあるのですが、来客や打合せがなければ、基本的にはだれも使わないスペースなので、こういうスペースも活用して街に開いていけたらおもしろそうだと考えております。
 

 
晴れている日は月山や葉山もばっちり見えるので、ゆっくりコーヒー飲んでもらったりもいいですね。使ってみたい方いらしたら、ぜひお気軽にお声がけください。
 

2025.01.27

WORKSにみはらしの家3の庭追加


 
WORKSにみはらしの家3の庭の写真を追加いたしました。
 
建物竣工と庭の竣工時期がずれてしまうことが多いので、なかなか竣工時に庭が出来ていることは少ないのですが、今回庭の剪定に合わせて写真撮影しましたので、その写真をアップいたしました。庭のデザインはいつもお願いしているランドスケープ・アーキテクトの工藤まいさんになります。建築と庭が一体になった雰囲気がよくわかる写真だと思いますので、ぜひご覧になっていただければと思います。

2025.01.21

鉄砲町の家 屋根の雪


 
昨日は、春から行う外構工事の打合せで鉄砲町の家にお伺いしてきました。お伺いしたところ、ちょうど屋根から雪が落ちるところを見ることができました。ソーラーパネルを載せた2寸勾配の屋根の雪は、ゆっくりと滑って落ちてきておりました。このぐらいゆっくり落ちてきてくれたら、気付ける時間もあるので、だいぶ危険度は下がるなぁという印象でした。
 

 
「GX志向型住宅」の補助金が発表されており、1件当り160万円の補助金が出る予定です。住宅の屋根に搭載する太陽光パネル設置費用については、その補助金で十分賄えると思います。断熱性能の要件は、当事務所の標準的な性能で満たしておりますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

2025.01.20