やまぽっか(やまがた省エネ健康住宅)のおすすめ記事の5回目。
おすすめ記事の最後は補助金のお話です。山形県では、やまぽっか基準の性能を有し、一定量の県産木材を使用している新築住宅に対して、70万円の補助を行っています。夏は涼しく、冬はあたたかい性能基準を有した住宅にするだけで、70万円もらえるのは大変有り難い制度ではないでしょうか。この物価上昇の中、嬉しい施策だと感じています。そのため、毎年早めに募集が締め切られますので、早め早めの申請をおすすめします。
そして、東根市にお住まいになる方には、さらに市から30万円の補助金の交付があります。県の補助金70万円と東根市の補助金30万円を合わせると、100万円の補助金を受けられます。すごいですね。昨年までは山形市の補助金もあったのですが、山形市の補助金は今年度からなくなってしまいました。個人的には、山形市の補助金も復活して欲しいですし、県内の各市町村で同じような補助金が受けられるのが理想です。
全5回ほどにわたりやまぽっか(やまがた省エネ健康住宅)のおすすめ理由をあげてきました。家の性能はなかなか分かりづらいのですが、今はきちんと計算できますので、ぜひそういったものを活用して,やまぽっか基準の住宅をつくっていただければと思います。
昨日は、いつもお庭をお願いしている工藤さんの撮影の立会いで見晴らしの丘に行ってきました。今回の撮影は、いつも撮影をお願いしている志鎌さんです。とても天気がよく、撮影日和でした。お庭が完成してから、3年が経過してからの撮影で、小さかった木々がたくましく成長しており、少し子どもの成長を見るような気持ちで立ち会っていました。
撮影した写真はどんな形になるかわかりませんが、見ていただけるようにしたいと思いますので、その時はぜひご覧ください。
やまぽっか(やまがた省エネ健康住宅)のおすすめ記事の4回目。
今回は住宅の冷暖房のランニングコストのお話をしたいと思います。
やまぽっかの家にするとどのくらい年間のランニングコストが違うのかを見ていきたいと思います。
比較検討するプランは国交省の以下のようなモデルプランになります。
以下の表は、QPEXという家の性能を計算できるプログラムで算出した暖冷房エネルギーになります。
省エネ基準で建てられた住宅の年間の暖冷房エネルギー費用は赤で囲まれた部分の137,731円と表示されています。
次に、当事務所でも標準的な性能としているやまぽっかの家(Y-G2)の暖冷房エネルギーになります。
こちらの年間の暖冷房エネルギー費用は、80,280円と出ています。
暖冷房エネルギーは住む人によっても、バラツキがあるので、ピッタリこの通りというわけにもいかないのですが、一定の目安としてお考えください。
上記の2つを比較すると、年間で57,451円の差となります。
10年間では、574,510円、30年では、1,723,530円の差が生じてきます。
今後、電気・ガスなどの料金単価が下がることは、あまり考えられないので30年での比較した金額はもっと差が開いていると思われます。断熱性能を上げるために、イニシャルコストは多少かかりますが、その後のランニングコストの上昇を考えると、最初に性能をあげていたほうが最終的なコストは抑えられるのがわかるのではないでしょうか。その上、やまぽっかの家は家の中がどこでも暖かく涼しく、体へのストレスもないため、快適に暮らせます。
このようランニングコストで考えても、やまぽっか(やまがた省エネ健康住宅)をおすすめしたいと感じます。
堀部さんの「住まいの基本を考える」をあらためて読んでました。
同じ本でも印象に残る部分って違うものですね。
前回、線を引いたところに関心しながらも、あらたに線を引いて読んでました。
その中で、保温力と保冷力という言葉がありました。
断熱と気密をしっかりやった結果、保温力と保冷力が高まるということなんですが、いいですね。
どうしても、言葉のイメージってあるので、保温力と保冷力のほうが伝わりやすいかもしれません。
いい本はなんど読んでも発見があるので、すばらしいです。
やまぽっか(やまがた省エネ健康住宅)のおすすめ記事の3回目です。
次におすすめする理由としては、気密性能の基準が決められていることがあげられます。
前回でも見ていただいた上の表ですが、右側に書いてある隙間相当面積(C値)というのが気密性能の基準になります。来年から義務化になる国の基準でも気密性能については示されませんが、やまぽっかの基準としてはしっかり明記されております。これは断熱と気密をセットで考える必要があるためです。
気密性能が低いと家の中にたくさんの穴が存在することになり、せっかく暖めたり、冷たくしたりした空気もどんどん外に逃げて行ってしまいます。ですので、気密性能は住宅の性能をあげるうえで非常に重要な数値になります。その基準がしっかり示されているので、やまぽっか基準の家づくりを行う人は気密性能を測定して基準以下であることを示す必要があります。
国の基準では今後もこの気密性能の基準がない予定なので、これから建つあたらしい住宅でもしっかりとした気密性能を有しない住宅が存在することになりかねません。そうしたことを防ぐ意味でも、やまぽっか基準の住宅をつくることをおすすめしたいのです。断熱と気密はどちらもセットで考えなければならないので、どちらの数値もきちんと、工務店やハウスメーカーなどに確認して、十分な性能があることを確かめてください。