9月ですが、日中はまだまだ暑い日が続きますね。最近、いまだに気密測定をしない住宅があるという話を聞いたので、何度でも書く必要があるんだろうなぁ、と思いながら書いています。断熱のほうはなんとなく、イメージしやすいのでわかると思いますが、基本的な家の性能は断熱性能で決まってきます。UA値(外皮平均熱貫流率)という数値が小さいほど家の性能はあがっていきます。住宅を考えている方はまずこの数値がどのくらいになるか聞いてみるとよいと思います。
次に考えるのはその数値はどのくらいだとよいのか?ということではないでしょうか?山形にはやまがた省エネ健康住宅という認定制度がありますので、ぜひそれに沿った数値にしていただければと思います。例えば、山形市内であれば4地域になりますので、Y-G1といういちばん低い断熱性能の場合の数値は0.46ということになります。Y-G2、Y-G3になっていくほど断熱性能=家の性能があがることになります。最近、あらゆるエネルギーが高騰していますので、予算が許す限り断熱性能をあげておくと、その後のランニングコストがかからないようになっていきます。イニシャルコストも大事ですが、ランニングコストの検討もしながら、家の性能を決めていく必要があります。
家の断熱性能は、計算できるようになっています。ですので、家を計画するときは、ぜひ計算した結果の数値を確認してください。もし、これが無かったり、計算していない、とするときちんとした断熱・気密の施工をしているのかわからない会社だと思ってもらったほうがよいと思います。
そして、断熱と一緒に考えるべきなのは気密になります。家の気密性能はC値(隙間相当面積)というものであらわされます。これは実際に建物が出来てくる途中、または完成時に計測することでわかりますので、ぜひ計測してもらうようにしてください。計測していない会社はよほど慣れているか、気にしていないかのどちらかだと思います。ちなみに、やまがた省エネ健康住宅の基準では1.0以下になっています。気密は建物に空いている穴の大きさを示しているので、この数値が大きくなるほど隙間がたくさんあると考えられます。隙間がたくさんあると、そこからあたためた空気や冷たい空気が逃げていってしまうため、あたたまらない・冷たくならないといった原因にも繋がっていきます。
家の雰囲気やデザインはもちろん大事なのですが、それ以上に家の性能が求められている状況だと思います。知らなかったで後悔しないように、ぜひいろいろ調べてご検討いただければと思います。ちなみに、当事務所の最近の物件は、Y-G3の0.23近辺の断熱性能になっています。
パナソニックからもダクトレスの壁掛け熱交換気システムが発売されてました。
この四角のものを各部屋につけるようなイメージです。
280□なのでそれなりに存在感がある感じになってしまいますね。
もっと小さくなればいいのですが、難しいんでしょうね。
詳しくはこちらから。
以前から試してみたかったスマートロック。アマゾンのプライムデーでお安くなっていたこともあり購入してみました。
そもそもなぜ興味があったかというと、高断熱仕様の玄関ドアになるとガデリウスやスニッカルペールなどスウェーデン製の玄関ドアになってしまいます。そういう玄関ドアだと日本の玄関ドアに標準で付けられるようなスマートロックがそもそもつけられない仕様になっています。そうなると、やはり後付のスマートロックになってしまうため、ぜひ自分で試しておきたいと思いました。
事務所の玄関ドアはスニッカルペールのYD100という製品になります。取付自体は、複雑な工程はなく簡単に自分で取付できました。事務所内のSwitchBotハブミニとの連携も問題なし。今日つけたばかりで、鍵の要らない生活の恩恵はこれからになりますが、まずは体験してみたいと思います。
次のステップとしては、こちらの指紋で解錠できる装置を取り付けることでしょうか。こちらもゆくゆくは試してみたいと思います。
マーベックスのHPを見たらlala funという名前の製品が登場してました。
ガラリとブースターファンが一緒になったようなものなんですね。
最大風量が200m³/hあるようで、なかなか強力な感じです。
音がどんなか気になるところ。
先日行われた新住協のオープンセミナーでの内容。
すでにPVCサッシが取り付いている場合は、やはり気流止め優先という内容でした。
窓の改修にたくさんの補助金が出るようで、ちょっと揺らいでいましたが、やはり気流止めを先にやったほうがいいみたいです。
あとはうまく改修する方法を考えてみよう。あ、自邸の話ですが。