堀部さんの「住まいの基本を考える」をあらためて読んでました。
同じ本でも印象に残る部分って違うものですね。
前回、線を引いたところに関心しながらも、あらたに線を引いて読んでました。
その中で、保温力と保冷力という言葉がありました。
断熱と気密をしっかりやった結果、保温力と保冷力が高まるということなんですが、いいですね。
どうしても、言葉のイメージってあるので、保温力と保冷力のほうが伝わりやすいかもしれません。
いい本はなんど読んでも発見があるので、すばらしいです。
写真家の幡野さんの本。去年から何度か読み返してる本です。
写真は撮るのも見るのも好きなので、写真歴はそれなりに長いはずなのですが、目からウロコの内容ばかりでした。いちばん響いたのは「RAWで撮る」ということでしょうか。RAWで撮るのはプロのカメラマンばかりかと思っていた節があり、これまで全然撮ったことがありませんでした。
早速、本で紹介されている標準レンズの考え方にならって、XF27mmF2.8 R WRを購入し、眠っていたX-T3につけてRAWで撮りはじめました。新しいレンズは久しぶりに購入したので、気分もあがってよいですね。
最近はGRでばかり撮っていたので多少重く感じますが、RAWで撮って現像したりするのが楽しくなりました。それと同時にどうして今までRAWで撮らなかったのかも不思議になりました。
これからお子さんが生まれて写真撮ろうと思っている方にはぜひ読んで欲しいと思います。JPEGでしか撮らなかったことを非常に残念に思ってしまったので、そういう後悔しないように撮れたらよいと思います。
最近、読んでいる本。NHKこころをよむのテキスト「住まいをよむ」です。箱の家の難波和彦氏によるテキストで、住まいの歴史や役割など、いろんな方面からまさに住まいを読み解くようなテキストになっています。ラジオでの解説付きなので、なんとなく講義を受けているような気持ちにもなるので、楽しく聞けています。気になる方は、ぜひお聞きになってみてください。今はラジオもインターネット経由で聞けたりするので、ほんと便利になりました。空いた時間に聞けるので、こういう勉強もいいですね。
昨日、発売になった「断熱」が日本を救うを早速読んでみました。家の断熱の話から未来の日本につながる話まで、おもしろく一気に読んでしまいました。これから家をどうしようかと考えている人はもちろん、これを読むことで日本の住まい事情がわかるので、ぜひ家をどうしようかと考えている人だけでなく、いろんな人に読んで欲しいと思いました。そうすることで、ほんとに日本が少しずつですが変わると感じられた本でした。
特に上の言葉が印象に残りました。筋肉もそうですが、たしかに断熱も裏切らないなぁと、私も本当に地味に筋トレを続けているので、刺さったのかもしれません。断熱・気密というローテクだけに、注目されにくのですが、それが未来の日本につながっていると思えたら、そういう住宅に暮らす人々も誇らしくなりますね。
私もこういうことを頭で考えていたつもりですが、こうやってきちんと本に書いてあるものを読むことで、やっぱりそうなんだということを再確認できたように思います。これから、この本をどんどん勧めていきます!
著者である高橋さんのブログも合わせて読んでみてください。
これからおうちを考える人にはぜひ読んで欲しい。本のタイトルにもあるG2というのは、「HEAT20」が提唱する断熱基準G1・G2・G3のG2になります。やまがた省エネ健康住宅もこの基準にならって、Y-G1・Y-G2・Y-G3という基準になっています。G2ぐらいの断熱基準で家をつくっていれば、本の帯に書いてあるような「なぜ、あなたの家は暖かくならないか?」なんてことにはならないので、私もこのぐらいの性能を推奨しています。
やまがた省エネ健康住宅は山形県内の設計者や施工者が対象なので、展示場などでハウスメーカーの住宅選びしている人には情報が届かないんです。このあたり、悩ましいところですが、情報はオープンにされているので、ぜひこの本読んで情報に触れてからいろいろ見てもらえばいいと思います。でも、なかなか皆さん本を読んでからとは考えないのかもしれませんね。
やまがた省エネ健康住宅については、こちら。
G2の家のつくりかた 暮らしかたのついては、こちらで内容・概要の記載や中身も少し見れます。私もやまがた省エネ健康住宅基準のつくりかたをしていますので、省エネ住宅基礎講座なども関心があればどうぞご参加ください。