何度か省エネ住宅と健康のお話をしておりますが、こんなリーフレットを発見しました。日本サステナブル建築協会が国土交通省と厚生労働省の後援を受けて出しているリーフレットです。
すでに健康とこれだけ関係があることがわかっています。なかなかこういうリーフレットってみかけないので、ご紹介でした。こちらの日本サステナブル建築協会のHPからダウロードできます。
エアコンなどでなじみのあるダイキンのHPで上手な換気の方法というページができてました。空気を全面に押し出している会社だけに、早いタイミングでこういう情報をあげてもらえるとありがたいですね。換気は非常に有効なようなので、あらためて読んでおくと良いと思います。
昨日の夕方のニュースでWHOの冬季の室温の勧告を紹介していて、あわててテレビ画面を撮りました。今年の3月に週間文春でも取り上げていたので、取り上げられている機会は増えているような気がします。
そして、こちらが日本の住宅の現状。右上に国交省の資料と書いてありますね。WHO勧告の18℃を下回っているという現実だと説明されていました。いわゆる寒いお家ですね。
そして伊香賀先生が登場して、健康寿命が4歳違うというお話でした。メリットはそれだけに留まらないと思いますが、NHKでも普通にこういう現状を伝えるんだなと感じました。次は午後9時からのニュースで取り上げて欲しいものですね。
緑ヶ丘の暖家の現場にて、なにかブーンという音とともに発見したのは、ファン付き作業服でした。一瞬目を疑いましたが、たしかに作業服にファンが付いていました。
こんな風に風がここから送られて涼しくなる仕組みです。連日の暑さの影響は、大工さんの作業服にまで及んでいるんですね。
家に帰って来て調べてみたら、やはりありました。
夏の暑さが異常になってきている今
「空調服」がとても売れています!
という言葉とともに売られていました。やはり、職人さんにとっては非常にツラい状況ですから、少しでもこれで緩和できればいいんですが。
お値段は安いのか高いのか、もはやわかりませんね(汗)
やまがた健康住宅って、ご存知ですか?
山形県は、独自の高断熱高気密住宅の認証制度をこの4月から始めることになりました。なぜそういう取り組みを行うようになったか、その目的は以下の2点。
・ヒートショックによる住宅内における事故や各種疾患の防止のため、現行基準を上回る断熱性能を有する住宅の普及を図る
・住宅における冷暖房負荷を更に低減させるため、住宅の高断熱高気密化を促進する
・最も寒い時期の就寝前に暖房を切って翌朝暖房を稼働させない状況でも室温が10℃を下回らない断熱性能を有する住宅
・断熱効果を高めるための気密性能を有する住宅
・山形の家づくり利子補給制度の共通基準(劣化対策等級3、県産木材の使用割合50%以上)を満たす住宅(新築住宅のみ)
具体的な基準は以下のようになります。
上の基準の数値を見るとHEAT20の基準をベースとしているのがわかりますね。
こういう取り組みをしている県があるのかどうかちょっとわからないのですが、たぶん山形県がはじめてじゃないでしょうか。
そして、名前もいいですね。断熱材を厚くして、気密施工もしっかり行うと省エネになることはもちろんですが、体の負担が軽減されて健康になるんです。そのことを端的に表しているのが、やまがた健康住宅という言葉だと思います。
そしてこの認証制度は利子補給制度とリンクしている仕組みでもあります。
利子補給に関しては後期9月からになりますが、やまがた健康住宅で山形県産木材50%以上使用が要件となっています。これから住宅を考える方は、ぜひやまがた健康住宅ですね。詳しくはこちらから県のHPをご覧ください。