コルポ建築設計事務所

Diary

突然の訃報


 
おととい、9月19日に突然届いた訃報にとても驚いておりました。私は東北芸術工科大学で学び、卒業後は本間利雄設計事務所で働かせていただき、社会生活から設計に至るまでいろいろと学ばせていただきました。
 
妻も同じ職場だったこともあり、時々所長のことを思い出し話をすることがあります。つい、先日も、所長の話を思い出していたばかりでした。その時思い出した話はこんな話です。所長が若い人に向けて話をしていた際、シャワーを浴びた後の話になりました。所長はシャワーを浴びた後は常に髪の毛がついてないか確認して、それから出るのだと話していました。それは後から使う人のことを考えて、行動しなければいけないよ、という話だったと思います。設計者として、常に周りに気を配らなければならない、ということでした。
 
その頃はただなんとなく聞いていたような気もするのですが、今頃思い出してはなるほどぁと感心していたところに今回の訃報。まだ、天に召されたという感覚もないのですが、安らかなる眠りをお祈り致します。そして、これからもおしえていただいたことを胸に、精進していきたいとあらためて感じました。

2018.09.21

東日本大震災から5年

あの未曾有の出来事から5年。
その年に入学した長女は今年の4月から6年生になります。
 
たくさんの人がいろんなことを感じた出来事だったと思います。
その時、感じたことは今では自分のよりどころになり、ブレることのない考えへと成長しました。
 
世の中はそう簡単に変わらないということをあらためて感じましたが、自分のできることを、地道にやっていくことが大切なことも学びました。地道にやり続けることで、少しでも明るい未来につながればと思います。
 
東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
 

2016.03.11

東日本大震災と独立

2011年3月11日の東日本大震災から、4年が経過しました。山形は、地震による被害もほとんどなく、電気が使えないちょっと不自由な生活が続いただけでした。あの震災がきっかけとなり、自分の考え方が大きく変わった人はたくさんいると思います。かくいう私も、その一人でした。地震、津波に加えて、福島原発の事故は、地球におけるエネルギー問題を考えるきっかけとなるには十分な事故でした。
 
それまで、エネルギー問題を考えてこなかったわけではありませんが、真剣とは言えませんでした。それが、あの事故をきっかけに真剣に考えるようになりました。いろんな本を読み漁り知識を得て、自分で考えられるようになろうとしていました。そして、わかってきたことは、建物が使用するエネルギーがとても多いことでした。ですので、どんどんエネルギーを使用しない方向へ加速度的に進んで行くものと、その時は考えていました。ですが、1年経過してもそんな兆しはなく、このまま何も変わらないのかと思い始めたら、変わらないところで働いているのが、少々つらくなってきていました。
 
私は、直接お客様とやりとりできる住宅の設計が、設計の中でも一番やりたいことでした。ですから、今後は住宅をメインとしてやっていきながら、できるだけエネルギーのかからない住宅を生み出していけたらと思い、独立にいたりました。エネルギーのかからない、燃費のよい家を勉強して行くうちに、そういう住宅はそんなに難しいものでもなく、断熱材をたくさんいれて、きちんと隙間を防げばいいこともわかってきました。さらに、そういう住宅は健康にもよいということも。住宅なので、予算条件などたくさんありますが、できるだけそちらの方向へ向かうように設計したいと常々心がけています。
 
あの東日本大震災が起こったことで、自分の意志が決まったということは、ちょっと情けなくもありますが、あの未曾有の出来事をできるだけ、前向きに捉えて、進んでいくことしかできないので、決意を新たに頑張っていこうと思いました。
 

2015.03.11