コルポ建築設計事務所

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FiT63


 
シャープの冷蔵庫が奥行き63cmに統一されて販売しているのを発見。
冷蔵庫ってプランを考える時、奥行きが結構シビアに影響してくる部分なのですが、どのサイズも奥行き63cmに揃えられていて、個人的にはありがたいラインナップだと感じました。しかも、今は冷蔵庫も無線LANと繋がって節電できたりするんですね。そこはそこまでしなくてもいいんじゃないのかと思ったり。
 
シャープの冷蔵庫のページはこちらから。

2024.02.29

サーモパイン登場


 
先日、新潟の上野住宅建材さんが来所されて、紹介していただいたサーモパインです。
外壁材とデッキ材があって、上のほうがデッキ材で下のほうが外壁材になります。
最初は茶色ですが、経年変化でシルバーグレーに変わっていくので、そういう変化もあわせて楽しめる材料になります。従来からあるサーモアッシュよりも安価に使えるので、ぜひ使ってみたい。

2024.02.22

暖房なしで室温は何度あがるか?

昨日はうちわの勉強会で自然温度差の話になりました。
「暖房なしで室温は何度あがるか?」という家の性能を表す数字が自然温度差になります。あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、これもQPEXという計算ソフトで計算することができます。
 

上の表の中にある 自然温度差=(日射取得熱+室内発生熱)/熱損失係数 という式で求めることができます。日射取得熱は太陽の光を取り込んで得る熱なので、わかりやすいのではないでしょうか。室内発生熱は人や照明の熱などで発生する熱です。それを熱損失係数で割ることで自然温度差を求めることができます。なんとなく難しいかもしれませんが、簡単にいうと太陽の日射をいっぱい取り込んで、家の断熱性能を上げることで、自然温度差を上げることができます。
 

 
いまこの住宅の自然温度差は9.12℃なので、上のグラフの1月の部分で外部の平均気温が0℃ちょっと下回るぐらいのときに、室温が8.1℃になっているのがわかると思います。このように暖房なしでも外の気温より室温があがるわけですが、この差の部分が自然温度差を表しています。例えば、エアコンの設定温度を20℃にしていた場合は、20℃まで足りない部分を暖房するということになります。(グラフ中の赤い塗りの部分)なので、自然温度差が高い住宅ほど暖房エネルギーが小さいことになります。
 
地震などでライフラインが止まってしまっても、自然温度差が高い住宅では他の家より暖かく過ごすことができます。さらに、その家に多くの人が集まれば発生熱も多くなるので暖房がつけることができなくても、寒さをしのげる住宅になります。今後のリスク管理として、自然温度差の高い家に住むということも大切になってくるのではないでしょうか。

2024.02.21

ターマイトバリアフォーム


 
昨年の暮れぐらいに営業に来ていただき、はじめて知った防蟻断熱材「ターマイトバリアフォーム」です。防蟻剤ををEPSビーズの隙間に浸透させることで長期間シロアリによる食害から守ってくれる断熱材ということです。
 
当事務所では、基礎断熱が標準仕様になっており、これまでパフォームガードを使ってきました。こちらの断熱材のほうが、多少お値段が高いみたいですが、より高い防蟻性能が得られそうなので、今後はこちらに切り替えていこうかな。カタログには10年間の野外防蟻効力試験をしても、食害がなかったということも書いてありました。気になった方はお問い合わせしてみてください。
 
資材の高騰も続きますが、やりなおしができない部分などは、やはりしっかりとお金をかけて、長く使えるほうがより経済的になると考えております。そういう意味では、材料選びが今後はより重要になってくるのではないでしょうか。

2024.02.14

住まいを読む


 
最近、読んでいる本。NHKこころをよむのテキスト「住まいをよむ」です。箱の家の難波和彦氏によるテキストで、住まいの歴史や役割など、いろんな方面からまさに住まいを読み解くようなテキストになっています。ラジオでの解説付きなので、なんとなく講義を受けているような気持ちにもなるので、楽しく聞けています。気になる方は、ぜひお聞きになってみてください。今はラジオもインターネット経由で聞けたりするので、ほんと便利になりました。空いた時間に聞けるので、こういう勉強もいいですね。

2024.02.07