コルポ建築設計事務所

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夢まどカタログ

夢窓 アルス
 
米沢市にありますアルス株式会社さんの夢まどのカタログを送っていただきました。アルスさんは、木製サッシのメーカーで、日本全国に木製サッシを届けている会社です。以前から気になっていたのですが、先日の新住協の市民セミナーでたまたま木製サッシの金額を出しながら、鎌田先生が紹介しておりました。その時見た金額が僕の木製サッシのイメージよりもお手頃だったので、これならひょっとしたら使えるかもしれないと思い、早速カタログを送ってもらいました。
 
現状でサッシは、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシ、木製サッシのいずれかのサッシを使うことになるのではないでしょうか。どこにどんなサッシを使うかも、いろいろな条件から決まってくるとは思いますが、できれば木製サッシを使ってみたいと思う方も多いと思います。先日も玄関ドアのところで書きましたが、使う場所をきちんと吟味することで、かかる手間も随分変わってくることになります。そういうところに気を配り、自然素材のマドを使うことも積極的に取り入れていきたいと考えております。
 
すべてが工業製品というよりは、どこかに職人さんの息遣いが感じられる製品があると、家の雰囲気は違ってくるのではないでしょうか。あたたかみのある住宅は、実際にあたたかいことも重要ですが、こういった素材についても、あたたかみがあることが大切なのかもしれませんね。
 

2015.02.05

太陽光の活かし方

日射利用
 
太陽の光をどう活かしていくかは、高気密高断熱の住宅ではとても大切で、冬期間の暖房エネルギーにも大変影響してきます。ですので、太陽の光を設計にきちんと反映させることが必要です。
 
山形市の北緯を38度15分とした場合、南中角度は以下の式で求められます。
 
<夏至> h=90-38.25+23.4=75.15(度)
<冬至> h=90-38.25-23.4=28.35(度)
<春分・秋分> h=90-38.25=51.75(度)

 
このように、夏は高い位置から太陽が差し込み、冬は低い位置から差し込むことになります。夏の日差しを遮ってあげることで、冷房負荷は下がりますし、冬は日差しを入れることによって、暖房負荷を下げることになります。
 
上の図は、Casa Montañaの断面図になりますが、大きく南面に開けられた開口部は、冬の日射はきちんと取り込みますが、夏の日差しはきちんと遮るように考えてあることがわかると思います。なので、たとえば、外出する時など、できるだけカーテンを開けて外出していただければ、昼の間に太陽の熱を取り込んでおけるので、その後の夕方からの暖房エネルギーの軽減に役立つことになります。
 
こういうことは、今までのなんちゃって高気密高断熱では隙間も多くあるため、そのようにならないのですが、エコハウスやパッシブハウスと言われているようなレベルの住宅では、きちんとそういう管理ができるようになります。ですから、多少断熱材にお金がかかったとしても、その後のエネルギーの削減効果を考えると、充分もとがとれることになるはずです。そして、何よりエネルギーをより使わなくなることが、地球環境にとっても、お財布にとってもうれしいことです。
 

2015.02.04

節分之魔滅

節分 豆
 
今日は節分ですが、それにあわせてうれしいプレゼントが送られてきました。このホームページは、akaoni Designさんにお願いしてつくっていただいておりますが、そのアカオニさんからなんと節分セットが届きました!しかも、フィルム仕様の鬼までついています、さすがです。
 
節分 影絵
 
試しに、こんな風にしてiphoneのライトで鬼にやって来てもらいました。そうすると、当然、鬼退治をしようと子どもたちが近づいてきました。しばらくは、小さな鬼と戯れていましたが。。。
 
節分 鬼との遭遇
 
ジャジャーン。巨大な鬼とご対面です。まぁ、怯むことなく巨大な鬼とも戯れてましたが、今日が本番なので、夜には存分に鬼退治してもらおうと思います。でも、テンション高すぎて、豆投げすぎる恐れがあるかもです。
 
アカオニさん、こんなステキなアイテムを送っていただいてありがとうございます。この場を借りてお礼を。
 

2015.02.03

木製断熱玄関ドア

木製断熱ドア
 
あたたかい住宅をつくるには、玄関ドアも重要なポイントで、断熱製の高いドアが必要になります。Casa Montañaの玄関ドアにも、断熱性の高い木製玄関ドアが使われております。断熱性の高い玄関で有名なのは、スウェーデンのガデリウス社の玄関ドアになります。断熱性能は高いのですが、シンプルな形状のものを選べば値段もさほど高くならないので、非常におすすめの製品です。
 
Casa Montañaでも、ガデリウスの玄関ドアにしようと考えたのですが、施錠に電気式のテンキーロックを採用することもあり、また外壁と同じ仕上材を使用したかったため、ガデリウスの玄関ドアにはしませんでした。そこで、採用したのが、秋田県能代市にありますコシヤマの木製断熱ドアでした。こちらの製品は、ドアのタイプが縦張り・横張りから選べ、さらにデザインも6タイプから選べるので、住戸それぞれの玄関ドアをすべて違うデザインにできたのは、うれしいポイントでした。さらに、材種はピーラー・青森ヒバ・秋田杉から選べるので、とてもいろいろな組み合わせが考えられます。
 
アパートで木製の玄関ドアというのはあまりみないと思うのですが、それだけで建物の表情がガラッと変わりますので、この玄関ドアを採用して、とてもよかったと思います。ただ、やはり雨がかかると腐朽の心配もありますので、きちんと庇のかかっている部分に使っていますし、扉の下部にもキックプレートと言われるステンレスの板を巻き付けることで、保護しております。どうしても木材は自然のものなので、そういう素材を使うときには、少しそういった配慮をするだけで、材料の耐用年数が全然変わってきますので、そのような点にも配慮しながら設計をまとめていくことになります。
 

2015.02.02

市民セミナーin山形

市民セミナー
 
昨日は、新住協の市民セミナーがビックウイングにて開催されました。初参加の私もどのくらいの人が参加されるのかわかりませんでしたが、予想を上回る方々にご参加いただきました。市民セミナーとは言え、鎌田先生の話は中身の濃い内容で、みなさん真剣に耳を傾けている様子でした。
 
今後もこうした催しを通じて、あたたかい家の普及に少しでも貢献できればと考えております。
 

2015.02.01