コルポ建築設計事務所

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竹原義二のVILLA COZY

住宅建築 竹原義二特集
 
住宅建築という建築の雑誌があるのですが、その特集が僕の好きな竹原義二さんだったので買ってきて読んでいます。それで思い出したのが、NICHIHA SIDING AWARD2013住宅部門グランプリを受賞した「VILLA COZY」でした。いわゆる住宅の外壁に使用されるサイディングという素材はイメージが先行してしまっていることもあり、あまり設計事務所の手がける住宅では見たことがありませんでした。ですが、自分の好きな建築家がこのように3種類の窯業系サイディングを使用しているのを見て、ちょっと驚いたのを覚えています。
 
VILLA COZY
 
このような雰囲気の単身者向けの集合住宅になります。どうでしょうか?どうしても、マイナスのイメージになりがちなサイディングが、とてもよい雰囲気でまとめられており、この建物全体の魅力を増しているように思えます。こういう賃貸住宅があると、街の雰囲気はとてもよくなるのではないでしょうか。
 
VILLA COZY
 
外観だけでなく、ワンフロアに住戸が5戸あるのですが、それら5戸のプランはすべて異なっています。それぞれの方位にあったプランを考えた結果が住戸ごとに異なるプランでした。建物や部屋の魅力が増すと、住む人と貸す人双方に建物への愛着が生まれてくると思います。どうしても賃貸住宅というのは、同じような建物が多くなってしまいますが、こういう魅力のある建物が出てくれば、住む文化も少し変わっていくのではないでしょうか。
 

2015.02.09

こんなところにも

dameyodamedame

 
ありました。去年の流行語大賞を受賞したフレーズが。
早く出すのも、ダメダメ、だそうです。
何時だと早いのでしょう。。。
 

2015.02.08

ジェネリックプロダクトとは

ジェネリックプロダクト
セブンチェアという椅子をご存知でしょうか。デンマークの建築家アルネ・ヤコブセンの代表作の一つで、1955年、アントチェア(アリンコチェア)の後継モデルとして発表されました。僕が好きな椅子のひとつで座りごこちも、見た目も大好きで、家にも何脚かおいてあります。ということで、上の写真はセブンチェアなんですと、言いたいところなんですが、実は違う椅子です。
 
見た目はほとんどセブンチェアなんですが、これがジェネリックプロダクトというものです。ジェネリック医薬品というのは、一般的に聞くようになって馴染んできた感もありますが、ジェネリックプロダクトは同様の考え方でつくられたプロダクトのようです。つまり、デザインの版権の期限が切れた製品を、「ジェネリックプロダクト」という考え方のもとに再生産したものというわけです。なので、見た目はセブンチェアそっくりでも、お値段が1/2~1/3で購入できてしまいます。
 
薬ならば、効能が一緒ならいいやと割り切れますが、これが椅子になると僕はなかなか割り切れなく感じています。それがブランドの価値ということなのでしょうか。残念ながら、僕は実際にジェネリックプロダクトに触れていないので、実際に見て触れてどうなのかはわからないのですが、触れてみて違いがわかるなら選ばないでしょうけど、わからなかったらどうしようかと迷うかも知れないです。
 
しかし、何をするにも予算がついてまわるので、ひとつの選択肢としてこういうものがあるというのを頭に入れておいてもらえると、少し選択の幅が広がるのではないでしょうか。扱っているのはE-comfortという会社になります。ショールームが郡山にあるので、ささっと高速で行ってみれると思います。家具は触れてみないとわからないので、僕も行ってみたいと思います。
 

2015.02.07

スケッチペイント

スケッチペイント
 
この塗料がすごく気になっています。これが、どんな塗料なのかというと、塗るとどこでもホワイトボードになってしまう透明の塗料なんです。ここで重要なのが、透明の塗料だということなんですね。普通のホワイトボードだと真っ白いままなのですが、透明なので塗った下地の材料がそのまま見えているということなんです。
 
スケッチペイント
 
だから、シナ合板の上に塗るとこんな感じで、一見ただのシナ合板なんですが、ホワイトボードマーカーでいろいろ書けてしまいます。こういう壁、僕も欲しいです。特に、お子さんがいるところでは、とっても喜ばれるのではないでしょうか。
 
スケッチペイント
 
もちろん、白い壁に塗ればそのままホワイトボードになります。こうやって、自分の手でいろいろ住まいに手をかけていくのも楽しいですね。R不動産のtoolboxで販売しているようなので、気になった方はご覧になってください。
 

2015.02.06

夢まどカタログ

夢窓 アルス
 
米沢市にありますアルス株式会社さんの夢まどのカタログを送っていただきました。アルスさんは、木製サッシのメーカーで、日本全国に木製サッシを届けている会社です。以前から気になっていたのですが、先日の新住協の市民セミナーでたまたま木製サッシの金額を出しながら、鎌田先生が紹介しておりました。その時見た金額が僕の木製サッシのイメージよりもお手頃だったので、これならひょっとしたら使えるかもしれないと思い、早速カタログを送ってもらいました。
 
現状でサッシは、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシ、木製サッシのいずれかのサッシを使うことになるのではないでしょうか。どこにどんなサッシを使うかも、いろいろな条件から決まってくるとは思いますが、できれば木製サッシを使ってみたいと思う方も多いと思います。先日も玄関ドアのところで書きましたが、使う場所をきちんと吟味することで、かかる手間も随分変わってくることになります。そういうところに気を配り、自然素材のマドを使うことも積極的に取り入れていきたいと考えております。
 
すべてが工業製品というよりは、どこかに職人さんの息遣いが感じられる製品があると、家の雰囲気は違ってくるのではないでしょうか。あたたかみのある住宅は、実際にあたたかいことも重要ですが、こういった素材についても、あたたかみがあることが大切なのかもしれませんね。
 

2015.02.05