コルポ建築設計事務所

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霞城の家 建て方はじまりました

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霞城の家は、本日より建て方開始。
暑いくらいの快晴のなか、柱・梁一本一本組んでいきます。
もう少しで建物が建ちあがってきます。
 

2016.05.16

霞城の家 基礎工事完了

霞城の家は、予定通り順調に進み基礎工事が完了いたしましたが、基礎はどのようにつくられていくのでしょうか?
 
まずは、構造的にも重要な配筋工事から行うことになります。配筋は基礎の底にあたる底盤(コンクリートスラブともいう)を先に行ってから、その後、基礎の垂直部分にあたる立上り部分の施工を行うことになります。建物の基礎となるたいへん重要な部分ですが、完成すると見えなくなってしまうため、気にかけているクライアントは少ないのかもしれません。
 
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配筋工事が問題なく行われているのを確認してから、コンクリートの打設(コンクリートを流し込むこと)を行います。一般的には、底盤(スラブ)部分と立上り部分の2度に分けて行うケースが多いです。
 
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底盤(スラブ)部分のコンクリートが固まった頃を見計らって、立上りのコンクリート部分の型枠を組んでいきます。
 
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そして、立上り部分のコンクリート打設を行います。その後、立上りの天端部分を平滑にし、その上から、セルフレベリング材という流動性のあるセメントを流して基礎天端部分を水平に仕上げていきます。
 
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数日間養生期間を設け、コンクリートが固まったら、型枠を外して基礎の完成となります。基礎が完成すると、外部配管などの施工していきます。
 
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この後は土台を敷いて、建て方へと流れていきます。基礎の立上り部分から伸びている金属の棒は、土台を固定するためのアンカーボルトと呼ばれるボルトになります。
 
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霞城の家は、基礎部分を外側で断熱をしていますので、上の写真の白い部分がその断熱材になります。シロアリに食べられることがないように、防蟻処理をした断熱材を使って基礎部分を断熱しています。
 
何気なく見ている基礎部分も、このような工程を経て丁寧につくれているのがおわかりいただけますでしょうか。見えなくなる部分だからこそ、丁寧な仕事をしてもらえるとうれしくなりますね。
 

2016.05.07

霞城の家 はじまります

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霞城公園の近く、非常にロケーションの良いところに新たな住宅の建築がはじまります。まずは、その第一歩となる地縄張りと遣り方です。地縄張りは、建物の位置が図面通りの位置になっているかを確認していく作業です。
 
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遣り方は、建物の位置・基礎の高さ・水平などを決める工程で、地縄張りの外側(50~100cm程度はなれている)に杭や板を張り巡らせる作業です。こんな様子で手際よく作業を進めていく職人さん。いつも見ていて思うのですが、家つくるってスゴいですよね。
 
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そして、無事終了。基礎工事へと続いていきます。現場の職人さん達と一緒に、よりよい住宅をつくっていきたいと思います。今回の住宅もHEAT20のG1グレード以上の性能を持つ住宅です。
 

2016.04.03

みはらしの家 完成見学会終了

2月の6、7日のみはらしの家 完成見学会は予想よりも多くの方に来ていただき、無事終了いたしました。
 
遠くは仙台から見学に来ていただいた方もおり、たくさんの方とお話をさせていただき、たいへん有意義な時間を過ごすことができました。お越しいただいた方々にあらためて御礼申し上げます。あわせて、このような機会をつくってくださったクライアントにも重ねて感謝申し上げます。
 
はじめてのオープンハウスで写真を撮り忘れてしまいましたが、また機会がありましたら、このような見学会を通じて、広くエコ住宅の良さを知っていただけたらと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 

2016.02.08

みはらしの家 HEAT20ラベル作成

HEAT20のHPで「G1・G2外皮性能 グレード」を示すラベルを発行することもできるようになりましたので、早速つくってみました。
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上のラベルの0.75という数字が2020年から国が義務化しようとしている断熱のレベルです。これは、最低基準なので、ぜひこれから住宅をご計画の方は、そちらの基準ではなく、HEAT20の基準で考えていただければと思います。
 
HEAT20の基準でみると、みはらしの家は、ちょうどG1とG2の間ぐらいの性能になりました。昨年の暮れに基準が引き上げられる前はG2の性能を上回っていたのですが、やはりより断熱性能をあげるべきという見解から基準が引き上げられましたので、致し方ありません。しかし、現在の基準から比べると、とても高い性能を有していることが、このラベルを見るとわかりやすいのではないでしょうか。
 
2020年には国の基準ではなく、このHEAT20の推奨基準であるG1・G2レベルの断熱性能を義務化すべきぐらいだと思うのですが、なかなかそういう状況ではありませんので、自分の設計する住宅には、高い断熱性能を持たせていきたいとあらためて感じました。
 
ラベルはこちらから比較的簡単に作成できますので、お試しください。
断熱性能も重要ですが、同じぐらい気密性能も重要ですので、お忘れなく。
 

2016.02.04