みはらしの家は、外部サッシ、玄関ドアも入り、タイベックハウスラップの施工が完了した状況です。これから、外部の軒天井の作業になります。
上の写真のタイベックを見てなにか気づく人はいらっしゃるでしょうか。僕も最初はわからなかったのですが、タイベックの長さが3mのタイプなんです。タイベックハウスラップは、タテ方向の長さが1mと3mのものがあります。上の写真のタイベックは3mの長さなので、このぐらいの高さでも重ね部分がないんです。これだと防水層として、1mのもので施工されるより信頼性が上がりますよね。こういう細かいところへの気遣いがよい建物に繋がっていくんだと改めて思いました。
そんな細かい部分も現場見学会で確認できますので、興味があればご覧になってください。
金生の家の足場が外れるということで、現場におじゃましてきました。
なんというか、すごい迫力がありました。
地面から生えてきたんじゃないかという印象すら。
奥に見えているのが親世代の住まいで、外壁の表情もまったく異なっています。工務店を営んでいらっしゃる方のお家なので、随所にいろんな工夫がされていて、こちらも見ていて楽しくなります。
こちらが玄関側。どうも普通のおうちには見えないらしく、大工さんはいろんな人から声をかけられるとおっしゃっていました。実際、僕が見せていただいている間にも、おばあちゃんがいろいろ話しかけておりました。外壁が違うだけで、いろんな影響があるんだなぁと感じました。
あと少しで完成となります。
みはらしの家は、壁の合板張りが終わり、付加断熱施工の真っ最中です。付加断熱とは、柱と柱の間に入れる断熱材(充填断熱)にプラスして、外側にさらに付け加える断熱材(付加断熱)のことを指します。下の写真は、付加断熱を施工する前の状況になります。今回は高性能グラスウール16㎏品を50mm付加することにしていますので、そのグラスウールを支える桟木を先に壁に留めていきます。
そして、その桟木の間にグラスウールをひとつひとつ丁寧に入れていきます。まさに、丁寧にという言葉がふさわしい感じで、グラスウールを壁にはめ込んでいきます。とても地味な工程ですが、このグラスウールがあるかないかで家の性能はまったく違ってくるので、とても大事なところでもあります。
壁全体を施工し終えるとこんな感じになります。50mmの付加断熱を施工している現場は、街中ではまだあまり見かけませんが、今後は最低でもこのぐらいの断熱をすべきだと考えております。ですので、私の手掛ける住宅では最低50mmの付加断熱という考え方でやっていこうと考えています。そうすることで、家のあたたかさにもつながり、省エネにもつながっていくことになります。
11月28、29日の断熱構造見学会では、普段は隠れてしまって見えないこのような部分をみていただければと思いますので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
先週末、クライアントに現場にお越しいただき、外壁の色やサッシの色を決めていただきましたが、その時はまだ上棟一歩手前の状況でした。そして、本日の状況です。
毎回思うのですが、想像通りに建ちあがってくるなぁということ。自分で図面書いているから当たり前のことなんですが、それが毎回すごいなぁと思います。これをつくる大工さんは、さらにすごいです。
このところはよい天気がつづいているので、順調に工事の方もすすんでおります。よい建物になるように、さらに頑張っていきたいと思います。