コルポ建築設計事務所

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みはらしの家 完成間近

昨年の9月に着工しましたみはらしの家も完成間近となってきました。内部の仕上げも終わり、クリーニングもだいたい終わったところです。
 
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南側には当初ロールスクリーンが取付の予定でしたが、断熱性能の高いハニカムスクリーンを取付ていただくことになりました。これで、建物の性能としても、さらに上がることに。そのハニカムスクリーンの取付も完了し、いよいよといった感じです。
 
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大工さんは最後の塀の制作の様子です。メインはここに写っている二人の大工さんにつくっていただいたみはらしの家。あらためて大工さんのスゴさを感じることができました。また、大工さん以外にもたくさんの人が関わってできているのですが、自分が独立してより密にそのことを感じることができました。
 
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そんなみなさんの結晶をクライアントのご厚意でみせていただけますので、ぜひ多くの方に見ていただければと思います。工事に関わった方にもぜひ完成を見ていただきたいです。
 

2016.01.28

みはらしの家 クロス張り

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みはらしの家の現場も佳境に入っております。吹抜空間部分のクロスが先行して張られており、だいぶ雰囲気がわかるようになってきました。
 
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吹抜部分のこの足場が外れてから、キッチンが据え付けられる予定です。
 
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2月の上旬にはオープンハウスも予定しておりますので、あらためてご案内させていただきます。完成まであと少し、しっかり頑張っていきたいと思います。
 

2016.01.12

みはらしの家 外部足場撤去

みはらしの家は外部足場も外れ、工事もいよいよ佳境に入って参りました。内部の仕上げもクライアントに決定していただいたので、あとは完成に向けて着々と工事を進めていくことになります。
 
みはらしの家 外部足場撤去
 
ここからはもっぱら内部工事になるんですが、きちんと断熱して気密が確保してある現場というのは、工事中の時点でも寒くないんです。これは体感しないとわからないと思いますが、クライアントにとってもあたたかい家は、冬工事を進める大工さんたちにとってもあたたかい作業しやすい家になっています。
 
みはらしの家 外部足場撤去
 
完成まであと少しですが、大工さんどうぞよろしくお願いします。
 

2015.12.21

屋根断熱と天井断熱

みはらしの家は、ちょうど防湿気密シートの張り方が終了した段階になりました。今回、屋根断熱の部分と天井断熱の部分の両方あるため、少しご紹介したいと思います。
 
屋根断熱
 
上の写真は屋根断熱部分の写真になります。この部分は、吹抜になっているので、天井が屋根と同じ勾配で張られることになります。通常、こういった部分は屋根の部分で断熱するため屋根断熱と呼ばれます。赤く見えるのが断熱材で、白っぽく見える木が垂木と呼ばれる構造部材になります。しっかりと断熱材が入っている感じがお分かりいただけると思います。少し茶色く見える木は、母屋といわれる構造部材になりますが、この部分は建物完成後も見えてくる部分になります。
 
天井断熱
 
一方、吹抜がない部分は天井が屋根よりも低い位置で張られるため、その部分で断熱することになります。それが、上の写真の天井断熱ということになります。屋根なりではなく、平らに天井のラインにそっって断熱材が充填されているのがお分かりいただけると思います。断熱は、どちらの方法で行ってもよいのですが、きちんと断熱材が入り防湿気密シートが丁寧に施工してあることが、とても大切になります。
 
天井断熱 ダウンライトボックス
 
少し細かい話になりますが、上の写真は照明器具が取り付く部分の写真になります。取り付ける照明器具には、高気密対応の機器とそうでない機器があります。ですが、高気密対応の機器でも、まだ信頼性に少し掛ける部分があるのが現状です。ですので、現場では照明器具が取り付く部分はこのようなボックスをつくり、そこで気密を一旦確保してから、天井に照明器具をつけることにしています。
 
こうすることで、現場の大工さんはひと手間余計にかかってしまいますが、建物の性能を確保しながら照明器具を自由に選ぼうとするとこのような選択になります。あたたかい住宅をつくるということは、こういう細かい部分の配慮の連続なんですよね。地味な部分ですが、とても大切な部分だと思います。
 

2015.12.04

みはらしの家 断熱構造見学会終了

断熱構造見学会
 
28、29日に三浦建築さんと開催させていただきました断熱構造見学会が無事終了いたしました。見学に来て頂いた方には、じっくりと断熱気密の要の部分を見ていただけたのではないかと思います。通常の完成見学会では、隠れてしまう部分ですが、こういった段階でいろいろな方々に見ていただく機会を設けていければと思います。
 
最後にこのような見学会の開催に快諾していただだいたクライアントに御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
 

2015.11.30