コルポ建築設計事務所

Architecture

COLON CORPO オープンハウス

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山形のデザイン事務所コロンさんによるエコアパートメント「COLON CORPO」のオープンハウスに行ってきました。COLON CORPOって?という方は、こちらにCOLON CORPOのくわしいホームページがありますので、スペックや盛りだくさんの構想をご覧になってみてください。
 
熱損失係数(Q値)が0.88W/m²・Kという高スペックな建物は体感してみないとなかなか実感できないので、このオープンハウスを楽しみにしていました。外はとても寒かったのですが、中に入ってみると暖房のエアコンがついてない状態。聞けば、前日の夜からつけていないとのことで、次の日の午後までその温度を保つ性能は、やはりすごいものだと感心してきました。
 
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なかは漆喰の塗り壁でとてもシンプルな印象でしたが、空間の中におかれているものが、どれも愛着があり、存在感があるものばかりで、それらがとてもここち良い雰囲気に。キッチンも見せていただくことができ、とてもきれいに並べられたキッチンアイテムに見とれながら、写真も撮らせていただいたのですが、正面の写真はあまりにもあれなので、遠慮して3階の吹抜からの見下げたキッチン。一緒に行った嫁とそのキレイな暮らしぶりに驚いてました。
 
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キッチンでは僕がおすすめで書いたペンダントのKULU LAMPを見つけて、うれしくなったり。オーナーの萩原さんから、いろいろ説明していただき、もっといろいろ聞きたいところでしたが、たくさんのお客さんが来られていたので、わきまえて戻ることに。
 
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帰りがけに展示販売されているデザインリサイクル品を眺めながら、いろいろと懐かしい、昔実家で見たであろうアイテムの話などをしたりと、とても楽しい時間を過ごすことができました。
 
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そして、最後にコロンさんが手がけた山形の風景・民芸品の魅力をオリジナルのイラストで伝える絵葉書を発見。見慣れた風景やモノなのですが、とても新鮮な感じがして、迷わず全部購入してきました。
 
最先端をいくエコアパートだと思いますが、これからのスタンダードになっていくであろう建物だと改めて感じることができました。性能もデザインも両方大事ということを実践された建築物を見て、自分の進むべき方向を再確認できました。オープンハウスという貴重な機会を提供していただきありがとうございました。昨日はコーヒーを飲めなかったので、また飲みに訪れたいです。
 
本日、午後5時までオープンハウスになっていますので、気になった方はぜひ。

2015.01.11

設計事務所とは何をするところか

基本的なところに立ち返ってあらためて考えてみました。以前、同様の質問をお施主さんになるかもしれない人からされたのですが、その時はいろいろ一生懸命伝えすぎたかもしれないと、いまさらですが思い出したのでまとめてみます。
 
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設計事務所は建物を設計するところです。ポイントは設計のみをしているというところだと思います。設計事務所に設計をお願いすると、建物の施工まですべてをやってもらえるようなイメージをお持ちの方も多いのかもしれません。ですが、設計図のみなんです。設計図をもとに建物をつくっていくわけですが、その設計図をつくる仕事をしているのが設計事務所です。じゃあ、誰がつくってくれるのか?ということになりますが、そのつくる仕事をしてくれているのが施工会社ということになります。
 
施工会社には、なんとか建設という建設会社から、なんとか工務店というところまで、大小様々な会社があります。それぞれの会社ごとに得意とする分野が違ったりします。その多くの会社の中から、つくってもらう施工会社を決めることになります。その決め方はいろいろあって、お施主さんのお知り合いの方だったり、または設計図面をもとにした見積りをしてもらって比較して決めるなど様々です。そうして、決めた施工会社と一緒になって建物をつくっていくことになります。その時に、設計図通りにきちんと施工してもらうために、設計事務所が監理という立場でかかわることになります。
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とここまで書きながらも、これを読んでもわからない方もいらっしゃるかもしれません。そもそも設計図とは、どんなものか?ということもありますし、どんなことをどのくらい書くのかもわかりませんよね。僕はもうこれを仕事にしてるので当たり前ですが、まったく知らない人がどのくらい知らないのかもわからないんですね。
 
そういう方はぜひ気軽に聞いてください。設計事務所には、設計の依頼をする人がやってきます。それはあたり前ですが、その前段として興味がある方にもぜひ来ていただければと考えています。ちょっと、相談したいだけとかもいいですし、アドバイスを聞いてみたいというような方でもよいと思います。ハウスメーカーで家を建てようとしてますが、このプランはどうです?など、聞いてみたい人はぜひ聞いてください。そうやって、もっと身近な存在になれる設計事務所になれればと考えています。なので、設計事務所とは何をするところかということに関しては、建物に関する相談するところと思ってもらってよいと思います。全然まとめになってないですけど。

2015.01.10

ウンベラータは丈夫です

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家の玄関にある観葉植物のフィカス・ウンベラータ。5年ぐらい前になるでしょうか、某スーパーの中に入っている花屋さんで投げ売りされていたのを購入してから、ずっと家の中においていました。
 
そのかわいがっていたウンベラータにカイガラムシというやっかいな虫がついてしまい、やむなく昨年の夏から外に出していました。外に出して、薬で治療したおかげもあり、無事カイガラムシはいなくなりました。そして、昨年の秋ぐらいから、寒い冬の間ウンベラータをどこにおくのか悩んでいたんです。また、家の中においてしまうと乾燥しすぎてしまうため、再度カイガラムシに襲われる危険性があります。なので、家の中におくのはやめようと考えていました。そこで、外ではないですが、そこそこ温度の下がる玄関におくしかないという結論に達し、現在まで家の玄関においてあります。
 
フィカス・ウンベラータは熱帯アフリカ原産の常緑樹なので、0度ぐらいに下がる玄関ではすぐにダメになってしまうことも覚悟しておりました。ところが、以外にもすくすく育つことはありませんが、枯れる様子もなく元気にしているんです。水やりの頻度を下げたぐらいで、特に手をかけたこともありません。そんな管理の仕方でも、結構植物はたくましいものなんですね。たぶん、このまま冬は越してくれるんじゃないかと思い始めています。
 
自分の家に迎え入れて5年も経つと植物でも家族に近い感覚になって来るんだというのをこのウンベラータで感じました。家の中に、植物があるとそれだけで雰囲気がよくなるので、ぜひお気に入りの植物を探してみてください。

2015.01.09

おすすめペンダント

昨日アップしたブログの写真はわが家のダイニングの照明器具でした。Louis Poulsen(ルイス ポールセン)という北欧はデンマークの照明ブランドのものになります。Louis Poulsenのラインナップの中でも安価だったこともあり、それに決めた記憶があります。
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一方こちらは、おすすめというか僕が今使ってみたいペンダントになります。IDEEのKULU LAMPです。ハワイ語で「雫」という意味をもつランプで、とてもシンプルなのですが形状とあいまったその佇まいがお気に入りです。照明器具は一度つけてしまうとなかなか頻繁には交換しないと思いますので、できるだけシンプルな空間の邪魔をしないようなものを選ぶようにしています。また、この照明はカラーバリエーションが4色(ホワイト、ブラウン、ブルー、ネイビー)あり、今なら「MUJI meets IDÉE」限定カラーのオリーブもあります。これだけ色があると、好きな色を選んでもらったりもできるので、ダイニングの照明におすすめしたいと考えてます。
 
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そしてこちらは、僕が大好きな建築家伊礼智さんがよくダイニングに使用するペンダントです。これもLouis Poulsenで「Toldbod 155(トルボー155)」になります。このペンダントもぜひ使ってみたい照明器具のひとつです。とてもシンプルなのですが、心に残る照明器具だと思います。同じ空間でも、照明器具が違うだけで、雰囲気もガラッと変わってしまうので、設計の際にもたいへん気を配るところでもあります。

2015.01.08

LED電球 光色切替えタイプ

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わが家の電球は、家の雰囲気を考えてすべて電球色となっています。明るさも建築家吉村順三先生の「部屋もちょっと暗めのほうが僕はいいと思うね。」の言葉にならって、暗めです。一度、震災後に来られた方に、節電中ですか?と尋ねられたこともあるので、他のお家よりは暗いのかもしれません。
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最近になってCMで見かけるようになり、気になっている電球。スイッチひとつで、電球色と昼光色の切替ができる電球です。そんなことが技術的にできるというのがすごいなぁと感心していたのですが、やはりそういう需要があるということなんだと思います。
 
わが家のダイニングで娘二人はよく勉強をしております。お子さんが小学生だと、ダイニングで勉強ということもよくある光景ではないでしょうか。そういうシチュエーションの時に、このLED電球があると非常に便利なんですね。子供たちが勉強するときは、やはり少し明るめにしてあげたいので昼光色にして、勉強が終わったらもとの電球色に戻す。そういう使い方は、親が考えてあげないといけないので、お子さんがダイニングで勉強されてる方は、試してみる価値があると思います。
 
うちの娘二人は、小学生にしてすでに眼鏡をかけなくてはいけない視力で、その原因が、勉強の時の明かりだったのかな、とふと思うこともあり、この電球が気になりました。電球交換だけで、工事なども必要がないのですぐ試せるのもいいと思います。ということで、さっそくわが家でも試してみます。

2015.01.07