コルポ建築設計事務所

Technology

HEAT20研修会in山形


 
HEAT20については何度かこのブログでも書いておりますが、今週の金曜日にHEAT20の研修会が山形で開催されます。
 
HEAT20について、北総研の鈴木さんの講演も楽しみですし、「山形県民の健康確保及び地球温暖化防止のための高断熱住宅の普及に向けた提言について」などもあるようなので、きちんと聞いて勉強したいと思います。
 
参加希望の方は、環境ネットやまがたのHPから是非。
 

2017.10.03

週間文春に断熱記事掲載


 
週間文春に、住宅の断熱に関する記事が掲載されているというので買ってきました。週間文春を生まれてはじめて買ったような気がします。
 

 
「温かい家」は寿命を延ばすという見出しで、見開き4ページ分ほどの記事が掲載されていました。なかなかこういった情報が一般誌に載ることはないので、知っていただく意味ではたいへんよいことですね。週刊文春って、ゴシップな記事しかないイメージでしたが、少し考えを改めました。
 

 
家を購入予定の人は「UA値はいくつですか?」と尋ねたらよいと書かれており、「基準は満たしています」などという曖昧な返答にも気をつけたいと細かいアドバイスまで載っていました。気のなる方はご覧になってみてください。
 

2017.09.29

サイクロン式給気フード


 
先日、ちょっとした勉強会でおしえていただいたフード。
これがなかなかすごいみたいです。
 

 
こちらの動画見ていただくとわかりやすいと思いますが、外気中の虫やゴミ等をサイクロンの力で取り除き、室内へ新鮮空気を取り入れることが出来るんです。そして、溜まった虫などは、自然の風の力で外へ排出されます。これをつけるだけでフィルターの清掃がとても楽になるらしい。
 
自分のために忘れないように。
フードの存在感は半端無いですけどね。
メーカーHPはこちら
 

2017.07.31

新住協 山形支部研修会


 
13日(土)は新住協山形支部の研修会で、夢・建築工房の岸野社長に講演していただきました。新築だけで年間15棟やられており、いまお願いしても2年程またないといけないくらい人気の工務店さんです。
 

 
そんなスライドの中でとても興味深く、わかりやすい資料がありましたので、ご紹介させていただきます。上の4つの住宅は、A,B,C,Dという4つの断熱性能の区分に分かれております。Q値、UA値というのが断熱性能を示す数値になり、Aクラスが一番断熱性能が高くなります。
 

 
それぞれの断熱性能の家を東大の前先生が測定したデータが上のグラフになります。ここで書いてある温度差は1階と2階の温度差を示しています。断熱性能が高くなるに連れて、上下階の温度差がなくなり、快適になる様子が目で見てわかるグラフだと思います。外見だけではわからない、断熱性能の差はこういうところに現れてきます。高断熱・高気密と一口に言っても、これだけ性能に差があるんだということをわかっていただければと思います。ちなみに私どもがめざす住宅は、上二つのグレードぐらいになります。
 
いろんな刺激を受けることができた研修会となりました。岸野社長、どうもありがとうございました。今度は、ぜひ現場にお邪魔したいです。
 

2017.05.16

エアコン選定ツール

エアコン選定ツールなるものが出来たという情報をフェイスブックで知りました。早速、試してみたのですが、一般の方でもこれなら楽に機種選定できるのではないでしょうか?
 

 
たぶん、エアコンを選ぶ時に基準になるのは、何畳用という表記を基準にして選ばれると思います。ですが少し考えてもらうとわかるのですが、家の性能は一軒一軒違います。大きさやカタチも違えば、窓の大きさや数も違うので当然といえば当然ですよね。それをこういう何畳用という表記から選んでいくと、どうしても性能は大きめになってしまいます。それが家の中に何個もあれば、いくら省エネの進んだ機種でも過剰気味になってしまいます。それがこのエアコン選定ツールを利用すると、小さな機種が推奨されるので、その省エネ効果が期待されるということでした。ただ、このツールは断熱の基準が次世代省エネ基準までしかないので、私どもが設計するエアコン一台で暖房できるような住宅レベルには使えません。
 

 
では、私どもがエアコンの機種を選定するときにどうするのでしょうか?まず最初家の性能を計算します。その次に、家全体を暖房する時に必要なエネルギーを計算します。そのうえで、上のカタログの能力というところを見ます。暖房なら6畳用で2.2kWというところになります。家全体を暖房する時に必要なエネルギーよりカタログの能力値が大きければ、家全体を暖房できるようになります。そのようなやり方で、家一軒が14畳用や18畳用のエアコン1台で暖められるようになります。簡単に機種選定はできませんが、その分省エネ効果が高くなります。
 
エアコン選定ツールサイトはこちらになります。ぜひ、ご覧になってください。
 

2017.04.27