コルポ建築設計事務所

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やまがた健康住宅の基準変更


 
やまがた健康住宅の基準が4月1日より変更になるようです。C値の変更については、みんなクリアできるようになってきたんですかね。UA値の変更はたぶんHEAT20のG3の基準に合わせてきたものだと思います。HEAT20の基準はこちらから。

2022.03.02

家の燃費は計算できます!

最近家の暖房費の出費を見て驚いたので、あらためて家の燃費を実感しました。わが家の暖房は都市ガスなのですが、昨年と同じ使用量なのに、請求金額が1万円ほど上がっているのでした。。。やはり、単価が上がった影響は大きいですね。ガソリンは単価見ながら入れるので、なんとなく感覚で高くなったのがわかるのですが、都市ガスはお知らせが来ないとわからない。。。なので少々驚いた次第です。
 

 
ということで、このブログを書いているわけですが、車と同じように家の燃費も今は計算できる時代です。これから、燃料が安くなることはあまり考えられないので、家の燃費は少ないほうがよいと誰しも考えるのではないでしょうか?ですので、これから住宅をお考えの方は、ぜひ家の燃費を計算してもらってください。これができるところへ依頼してください。私は簡単に計算できるQPEXというソフトを使用して計算しています。上の画像はその最新バージョンの写真になります。日々進化しているので、古いバージョンよりは新しいバージョンのほうがよいでしょう。
 
 

 
結果はこんな風に画面上で出てきます。ちょっと見づらいかもしれませんが、真ん中ぐらいに年間冷暖房用消費エネルギーという文字があるのがわかりますでしょうか。その下に赤い字で4060という数字もあると思いますが、これがこの住宅の年間を通じた冷暖房に使うエネルギーになります。家の燃費がこのように計算できるという事実がまだまだ広まっていないと思いますので、ぜひこういう計算をしてもらって、なるべく燃費のかからない家を手に入れてください。そうすれば、家の暖房費にそんなに怯えることがない生活が手に入ると思います。
 
早く暖かくなって欲しいです。。。

2022.01.25

あおぞらチャージサービス

 

 
 
東北電力のグループ会社である東北電力ソーラーeチャージという会社がこんなサービスをはじめてました。東北電力ソーラーeチャージが所有する太陽光発電設備と蓄電池をセットで設置してくれて、初期費用もかからないとのこと。脱炭素へ向けて、今後こういうサービスが増えてくるんですかね。新築で住宅会社も限られているので、もっと普及が進むにはそういった条件が緩和されてこないと難しいと思いますが。

2021.10.09

H28年省エネ基準とHEAT20G2基準 暖冷房費の違い

実は今、国交省で脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策について議論がなされております。将来的に脱炭素社会に大きく舵が切れるのかどうか瀬戸際のような気がしております。詳しくはこちらの国交省のHPでご覧になれます。
 

 
その検討委員に東北芸術工科大学の竹内先生も入っておられ、上記のような提言をされておりました。こちらの詳しい内容も先生のフェイスブックなどで共有できるようでしたので、ご覧ください。その提言の中で、すべての住宅をHEAT20のG2 基準に引き上げることが必要があると書かれていました。その提言の中では比較的あたたかい6地域での検討事項が載っているのですが、では同じように山形ではどうなるだろうと思い、計算してみました。
 

 
上記が現行の省エネ基準の住宅の暖冷房日をQPEXのバージョン4.00で計算したものになります。計算については、省エネ基準の標準住宅プランで検討しています。
 

 
上記がHEAT20のG2基準で計算したものになります。どちらも山形市で検討したものになります。
 
2つの表を見ていただけるとわかると思いますが、年に約7万円ほどの冷暖房費の削減になります。たとえば、10年この住宅で過ごしたら、省エネ住宅基準の住宅より70万円かかっていても10年でもとが取れることになります。しかも、このレベルの住宅になると室内の温度差はなく、ヒートショックのない健康な暮らしも可能になります。たぶん、医療費も減ってくるでしょう。
 
当事務所では、ひとつの指標としてHEAT20のG2基準を目指してきましたが、こうして脱炭素社会に向けた住宅のあり方について考えても、このぐらいの性能が必要だとあらためてわかりました。(当事務所のこれまでの性能平均はこちら)2030年までのCO2削減率も引き上げられ、とても大変な状況だと思いますが、自分がやれることからチャレンジしていきたい、とあらためて感じました。

2021.04.30

みやすま健康省エネ住宅ラベリング制度


 
山形、鳥取に続いて宮城でも省エネ住宅のラベリング制度がはじまったようです。気密の基準が抜けているので、ちょっとどうかな?と思わなくはないですが、国の古くて緩い基準よりはよっぽどいいですね。
 
そして、上の写真のようなラベルとプレートもあるのがいいです。やまがた健康住宅にもそういうのがあるといいな。

2021.04.02