

先日、建材メーカーのADVANさんがカタログを届けてくださいました。その中で一番目を惹かれたのが、このフローリング。普通はフローリングというと、直線上にカットされたものを想像されると思います。ですが、このフローリングはゆるやかな曲線が組み合わさってできています。天然木特有の節や木目の流れに合わせてカットするため、このような曲線になるようです。そのため、カットロスが少なくなるので森林資源を有効に使う自然にやさしいフローリングなんだとか。
一般にフローリングは、無垢フローリングと複合フローリングに分けられます。無垢のフローリングは、一枚一枚が本物の木でつくられているのに対して、複合フローリングは合板を基材として、その表面に木を薄くスライスしたものを張り合わせたものになります。このフローリング「カーブエイト」という商品は、複合フローリングの部類になりますが、表面の木の部分にはオーク材の3.2mmと厚めの板が張られています。さらに、その表面は塗装が施されていない無塗装品になるので、自分の好みの色で塗装できる楽しみもあります。
実際にこの床材が張ってある部屋に行って、どんな雰囲気になるのか、体験してみたいですね。実際に曲がっていると、部屋の端のほうは張りづらかったりするのかなど、いろんなところが気になりそうです。でも、大きめのお部屋にこのフローリングだと、とてもよい印象になるんじゃないでしょうか。無垢材には無垢材の、複合材には複合材のそれぞれ長所短所があるので、いろいろ検討して決める作業は大変でもあり、楽しみでもありますね。
以前に3回程やっている自然素材とは?シリーズですが、床・壁・天井と表面の仕上材と言われる部分をやりましたので、今度は壁の内側に入って断熱材編です。自然素材の断熱材と呼ばれるものには、セルロースファイバーだったり、羊毛断熱材だったりとありますが、これからはこの断熱材がだんだん増えてくることになるんじゃないでしょうか。

それが上のウッドファイバー(木質繊維断熱材)というものになります。最近は、山形でもペレットストーブの人気が高まっているようなんですが、その燃料となる木質ペレットは、丸太、樹皮、枝葉など木質バイオマスを原料につくられています。これらの原料は伐採したら植林するという循環を保っていれば、再生可能な資源です。そのペレットと同じように、ウッドファイバーは再生可能な木材を原料とした断熱材になります。
循環型の社会を考えれば、現在主流となっているガラス繊維や発泡樹脂による断熱材ではなく、地域循環型の木製繊維の断熱材へと徐々に切り替わっていくと思います。ただ、現在は北海道苫小牧市に工場を持つ株式会社木の繊維さんだけが製造しているので、これが全国各地でつくられるようになって、どんどん普及していってほしいです。

上の写真は、秋田の西方さんによる住宅ですが、天井のストライプにみえる部分が、このウッドファイバー断熱材になります。こんな風に意匠的に工夫して使ったりできる利点もある素材です。ただ、現時点では、グラスウールにくらべると割高感はあるので、条件のなかで検討する必要はあると思います。でも、全部が木で囲まれていると想像すると、とても贅沢な感じもしますね。

北海道の滝澤ベニヤさんのペーパーウッドという製品です。いわゆる合板と呼ばれているものですが、色のついた紙と白樺の間伐材を貼り合わせてあるので、その木口がとてもキレイなんです。ペーパーウッドは5シリーズ出ていまして、これはシリーズ3で一番落ち着いた印象の色合いになっています。
機会があったら、ぜひ使ってみたいと思っている素材のひとつです。これで家具とかつくってみたら、よい雰囲気になると思います。

住宅建築という建築の雑誌があるのですが、その特集が僕の好きな竹原義二さんだったので買ってきて読んでいます。それで思い出したのが、NICHIHA SIDING AWARD2013住宅部門グランプリを受賞した「VILLA COZY」でした。いわゆる住宅の外壁に使用されるサイディングという素材はイメージが先行してしまっていることもあり、あまり設計事務所の手がける住宅では見たことがありませんでした。ですが、自分の好きな建築家がこのように3種類の窯業系サイディングを使用しているのを見て、ちょっと驚いたのを覚えています。

このような雰囲気の単身者向けの集合住宅になります。どうでしょうか?どうしても、マイナスのイメージになりがちなサイディングが、とてもよい雰囲気でまとめられており、この建物全体の魅力を増しているように思えます。こういう賃貸住宅があると、街の雰囲気はとてもよくなるのではないでしょうか。

外観だけでなく、ワンフロアに住戸が5戸あるのですが、それら5戸のプランはすべて異なっています。それぞれの方位にあったプランを考えた結果が住戸ごとに異なるプランでした。建物や部屋の魅力が増すと、住む人と貸す人双方に建物への愛着が生まれてくると思います。どうしても賃貸住宅というのは、同じような建物が多くなってしまいますが、こういう魅力のある建物が出てくれば、住む文化も少し変わっていくのではないでしょうか。

この塗料がすごく気になっています。これが、どんな塗料なのかというと、塗るとどこでもホワイトボードになってしまう透明の塗料なんです。ここで重要なのが、透明の塗料だということなんですね。普通のホワイトボードだと真っ白いままなのですが、透明なので塗った下地の材料がそのまま見えているということなんです。

だから、シナ合板の上に塗るとこんな感じで、一見ただのシナ合板なんですが、ホワイトボードマーカーでいろいろ書けてしまいます。こういう壁、僕も欲しいです。特に、お子さんがいるところでは、とっても喜ばれるのではないでしょうか。

もちろん、白い壁に塗ればそのままホワイトボードになります。こうやって、自分の手でいろいろ住まいに手をかけていくのも楽しいですね。R不動産のtoolboxで販売しているようなので、気になった方はご覧になってください。