コルポ建築設計事務所

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薄型断熱グラス クリアFit

日本板硝子 クリアFit
 
省エネ住宅ポイント制度もはじまりましたので、窓のリフォームをお考えの方に、おすすめガラスのご紹介です。今現在一枚ガラスのサッシをお使いの方が、普通の複層ガラスにした場合、どうしてもガラスの厚さが厚くなってしまいます。なので、上の写真の右側に書いてあるようなアタッチメントを取り付けてガラスを取り付ける必要があります。ですが、それだとどうしてもガラス部分が狭くなってしまいます。
 
ですが、日本板硝子のクリアFitという製品は、厚さが6.2mmなので、一枚ガラスのサッシをお使いの方でも、アタッチメントなしでガラス交換ができるので、視界も損なわれずに、さらに交換の手間も省けるという製品になります。(上の写真左側)さらにガラスの性能(熱貫流率)も一般的な複層ガラスより上になるので、窓の断熱化をお考えの方にはぜひおすすめしたい製品です。
 
このガラスに交換して、さらに内窓をつければ、より効果的に断熱性能をあげることができると思います。既存の住宅になると、なかなかサッシの交換も難しいと思いますので、こういった製品を用いながら、少ない金額でよりよい効果が得られるような工事を実施してください。
 

2015.03.09

蓄熱フローリングシステム「エコ熱プラス」

econetsu-p
 
上の図は、永大産業株式会社と三菱樹脂インフラテック株式会社が共同で開発した新しい冷暖房システム「エコ熱プラス」の断面図になります。僕が注目したいのは、このシステムではなくフローリングの部分。一般の住宅に数多く普及している厚さ12mmの木質フローリングの中に、5mm厚のゲルシート上の蓄熱材が入っているフローリングが気になりました。
 
太陽の日射は効率よく室内に取り込むことで、暖房負荷を低減させることができます。日射がまず床に当たることになるので、この部分で蓄熱できるような仕組みが一番効率的なんです。たとえば、床がコンクリートで仕上げられていれば、そのコンクリートに蓄熱することが可能になります。ただし、その場合には、ある程度居住性が犠牲にならざるを得ません。なかなか、コンクリートの土間床で日常生活したいと思う人は少ないし、やっぱり床があって裸足でという方のほうが多いと思います。
 
例えば、南側の日射が当たる部分に、この蓄熱材が入っているフローリングを使うことで効率よく太陽の日射を取り込んで、暖房負荷を下げることができるのではないかと思います。このシステムは通常の床暖房のような専用放熱パネルを組み込んだものになっていますが、このフローリングだけでも販売してくれたら、試してみたいところです。ただ、12mm厚のフローリングの中に5mmの蓄熱材を入れているため、歩行感はちょっと犠牲になるかもしれません。それでも、自然エネルギーをなるべく取り込んだほうが良いという考えの方には、おすすめしていけるのではないでしょうか。
 

2015.03.08

ディズニー柄のサイディング

サイディング ディズニーシリーズ
 
ちょっと、びっくりしました。こういうサイディングがあったんですね。僕もディズニー好きなんですが、さすがにこれはちょっとないだろうなぁ。。。と思いました。ですが、こういうサイディングを使っているお家を探してみたいと思いましたので、日常のミッションに加えたいと思います。山形にも使っているところあるんでしょうか。目撃情報があれば、ぜひお寄せいただきたいです。
 
ミッキーだけでなく、ミニー、ドナルド、プーさんなどが、ラインナップされていました。
 

2015.03.07

採光ブラインド アカリナ

採光ブラインド アカリナ
 
気になっているものに採光ブラインドのアカリナがあります。普通、ブラインドは太陽光を遮って調節するためのものなんですが、このブラインドは違います。ブラインドを閉めたほうが明るくなるブラインドなんです。つまり、窓だけの状態よりも、このブラインドをつけて閉めた時のほうが部屋全体が明るくなるブラインド。なんだか、不思議なブラインドです。
 
特殊樹脂で出来たハネで、太陽光を拡散させることで、室内に拡散された太陽光が拡がり、室内がムラのない良質な光に包まれるという仕組み。影もできにくく、やわらかな光なので、目の負担も軽減できるというとても優れたブラインド。室内がより明るくなるので、人工照明をつけている時間も節約できて、とてもエコな照明にもなっています。2014年には、グッドデザイン賞も受賞しているので、是非どんなものなのか体験してみたいです。
 
ブラインドを付けたほうが明るくなるということが、今までの価値観とは違いすぎて驚いてしまいます。また、従来のブラインドはアルミ素材で清掃の際に曲がったりなどで故障の原因になっていましたが、このブラインドのハネは樹脂のためそういった心配もなく、長く使用することができるんですね。いろんなものが出尽くした感じもしてましたが、まだまだそういうものが出てくる余地は残っているようです。
 

2015.02.28

曲線を描くフローリング

カーブエイト
 
先日、建材メーカーのADVANさんがカタログを届けてくださいました。その中で一番目を惹かれたのが、このフローリング。普通はフローリングというと、直線上にカットされたものを想像されると思います。ですが、このフローリングはゆるやかな曲線が組み合わさってできています。天然木特有の節や木目の流れに合わせてカットするため、このような曲線になるようです。そのため、カットロスが少なくなるので森林資源を有効に使う自然にやさしいフローリングなんだとか。
 
一般にフローリングは、無垢フローリングと複合フローリングに分けられます。無垢のフローリングは、一枚一枚が本物の木でつくられているのに対して、複合フローリングは合板を基材として、その表面に木を薄くスライスしたものを張り合わせたものになります。このフローリング「カーブエイト」という商品は、複合フローリングの部類になりますが、表面の木の部分にはオーク材の3.2mmと厚めの板が張られています。さらに、その表面は塗装が施されていない無塗装品になるので、自分の好みの色で塗装できる楽しみもあります。
 
実際にこの床材が張ってある部屋に行って、どんな雰囲気になるのか、体験してみたいですね。実際に曲がっていると、部屋の端のほうは張りづらかったりするのかなど、いろんなところが気になりそうです。でも、大きめのお部屋にこのフローリングだと、とてもよい印象になるんじゃないでしょうか。無垢材には無垢材の、複合材には複合材のそれぞれ長所短所があるので、いろいろ検討して決める作業は大変でもあり、楽しみでもありますね。
 

2015.02.20