コルポ建築設計事務所

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軒先用雪止め スノーグリッド取付

昨年竣工したCasa Montañaですが、軒先の落雪防止のための雪止めを取付ました。雪止めと聞いてみなさんがイメージするのは、三角のカタチをしたストップオーケーだと思います。ですが、あれを軒先につけるとどうしても目立ってしまうため、とても目立たずに雪を止めることのできるスノーグリッドというものを取り付けてみました。
 
軒先用雪止め スノーグリッド
 
これがそのスノーグリッドと呼ばれるネットになります。素材は高密度ポリエチレン製で錆びないために、屋根へのもらいサビなどの心配もありません。耐久年数も50年間は大丈夫とのこと。
 
軒先用雪止め スノーグリッド
 
そのネットを専用のバンドとジョイントによってこんな具合に施工します。2棟あわせて44mほどの施工長さがあるのですが、午前中で施工も終了しました。材料が軽いし、施工も単純なためにそんなに時間がかからないのだそうです。
 
軒先用雪止め スノーグリッド
 
そして、完成して見上げたところはこんな感じになります。これだと、やはり雪止めがついているのかどうかもわからない感じです。たぶん、アパートに住んでいる方も気づかないと思います。これで、きちんと雪が止まってくれれば、とてもよい商品ではないでしょうか。実際施工もしていただいた社長さんは、自信を持って止まりますとおっしゃっていました。雪が降るのが少し楽しみです。
 
雪が降った状況もまたご報告できればと思います。詳しくはスノーグリッドのHPでご覧になってみてください。値段も三角のものよりやさしいのがうれしいポイントです。
 

2015.11.13

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会ロゴ

 
東京オリンピック・パラリンピック ロゴ
 
なんか、いろいろ話題になっているようですが、これはやはり、2つでひとつなんだと思うんですよね。だから、テレビとかで1つだけ見るのはちょっと違和感があります。2つでひとつと考えたら、どこが問題なのかと僕は思ってしまいますけど。。。
 
それよりもいろんな問題を含んでいる新国立競技場のほうが、よっぽど心配ですよね。話題逸らされてるわけじゃないですよね、メディアに。。。とか考えてしまいますけど。。。
 

2015.07.31

nendoによる建具デザイン

Seven Doors by nendo
 
上の写真はnendoが建具・ドアを扱う阿部興業の70週年記念のためにデザインしたドアになります。それぞれ、左からlamp・baby・slide・hang・kumiko・wall・cornerと7種類のラインナップで、7月上旬から販売されるようです。建具自体をデザイナーの方が、デザインしたというような話はあまり聞いたことないので、妙に新鮮に感じました。
 
Seven Doors by nendo
 
その中でもkumikoという名前のついた建具は、まさに組子が組み込まれたような、特徴的な建具になっていると思います。和室等でしか見られない組子の技術もこういうカタチで活かせるとすると、もうちょっと応用できる範囲もあるのかもしれません。ただ、こういう建具は、お掃除しにくいといって、奥様方からは敬遠されそうですけど。。。
 
Seven Doors by nendo
 
個人的に好きなのは、このhangという建具でしょうか。植物を建具にくっつけられるのは、植物好きとしてはいいなぁと思いました。例えば、子供部屋にこういうしつらえをしておけば、子供の好きな植物をそれぞれ掛けさせたりできるので楽しそうだなぁと思います。こういう建具を見ると、建具+もうひとつの機能が追加されたような建具がおもしろそうです。真似して、僕も考えてみようと思います。
 

2015.06.17

屋根勾配を共有すること

Gion-A-Caminada
 
4月号の住宅特集に載っていたこの家並みがとてもキレイでした。スイスのフリン村を拠点に活動する建築家 ジョン・アントニ・カミナダ氏の特集記事の写真です。勾配屋根のカタチを共有しながらも、構法や仕上げの違いによって、差異が自然に生まれている集落。1軒1軒同じものは建っていないのですが、こんな美しい街並みになるものなんですね。
 
この圧倒的な家並みの違いは何が違うのか、痛感させられる思いです。特に新興住宅地に行った時と較べたら。。。
 

2015.03.23

夢まどカタログ

夢窓 アルス
 
米沢市にありますアルス株式会社さんの夢まどのカタログを送っていただきました。アルスさんは、木製サッシのメーカーで、日本全国に木製サッシを届けている会社です。以前から気になっていたのですが、先日の新住協の市民セミナーでたまたま木製サッシの金額を出しながら、鎌田先生が紹介しておりました。その時見た金額が僕の木製サッシのイメージよりもお手頃だったので、これならひょっとしたら使えるかもしれないと思い、早速カタログを送ってもらいました。
 
現状でサッシは、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシ、木製サッシのいずれかのサッシを使うことになるのではないでしょうか。どこにどんなサッシを使うかも、いろいろな条件から決まってくるとは思いますが、できれば木製サッシを使ってみたいと思う方も多いと思います。先日も玄関ドアのところで書きましたが、使う場所をきちんと吟味することで、かかる手間も随分変わってくることになります。そういうところに気を配り、自然素材のマドを使うことも積極的に取り入れていきたいと考えております。
 
すべてが工業製品というよりは、どこかに職人さんの息遣いが感じられる製品があると、家の雰囲気は違ってくるのではないでしょうか。あたたかみのある住宅は、実際にあたたかいことも重要ですが、こういった素材についても、あたたかみがあることが大切なのかもしれませんね。
 

2015.02.05