
最高気温が0℃ぐらいになってくると、あたたかい家に住みたいなぁと考えるようになりますね。10年前に建てた自分の家は昔の考え方でつくっているので、冬、寒い家の仕様なんです。お恥ずかしい限りですが。

そこで、あたたかい家をつくるために必要になるのが、断熱性能などを計算するエネルギー計算ソフトです。私が使用しているのは、特定非営利活動法人新木造住宅技術研究協議会(新住協)の「QPEX」というソフトです。このソフトを使いながら、ああでもないこうでもないといろいろと設計を進めていくことになります。難しいことはあれなので、こういうソフトを使って計算をするんだということをご理解いただければと思います。
その計算の結果として、断熱性能及び省エネ性能計算書というのを最終的には提出させていただいています。リンク先はCasa Montañaの断熱性能及び省エネ性能計算書になります。参考にご覧になってみてください。
こういう細かい計算だったり、図面だったりで、あたたかいおうちはつくられていくことになります。

コルポ建築設計事務所の看板を取付ました。
そんなに大きくない、ささやかな看板ですが、見かけましたらぜひお立ち寄りください。
当初、木で看板をつくろうと思い、知人に相談しておりました。アトリエ欅さんを紹介してもらいそこで、木を見ていたのですが、銘木たちの数々に圧倒され、木でつくるのがもったいないと思いはじめ、アクリ板でつくりました。
機会があったら、今度はぜひ木でつくってみたいです。
今一番座ってみたいソファがこのソファ。IDÉEのAO SOFAです。とても存在感のあるソファだと思いませんか?座面と背もたれの高さが低めに設定されていて、床に座る感覚に近づけたソファなので、日本人向けのソファということではないでしょうか。よくソファを背もたれにして床に座っていた、なんて話も聞くのでそうならないためにも低めのソファというのはありだと思います。
このソファは1人掛けと2人掛けがあるので、写真のように色を変えて配置したりするのを、個人的にはおすすめしたいです。ソファを選ぶ機会はそんなにないと思いますので、ソファ選びに悩んでいる人の候補に、ぜひあげていただければうれしいです。詳しくはこちらのIDÉEのHPでご覧になれます。
ところで、インテリアを選ぶ際に、山形に住んでいるとどうしても実際に触れる機会が減ってしまいます。宮城や福島で実物が見れればまだいいのですが、今回のようにIDÉEだったりすると近県でもみれません。そんな時、みなさんどうやって購入しているのでしょうか。今は、インターネットで何でも買える時代なので、それで済ませてしまう方も多いかもしれません。
僕がおすすめしたいのは、やはり実際に現物を見たり、触れたり、座ったりしてから、買うということです。当たり前のことなのですが、遠方まで家具を見に行くのが、面倒な方もいらっしゃるでしょう。ですが、百聞は一見にしかずといいますし、ぜひ自分の目で確かめてから購入されるのをおすすめします。近場で見れる家具で済ますということもないわけではないですが、せっかくなら気に入ったものを購入したいですよね。気に入った家具を長く使うことで、空間づくりもより楽しくなると思います。
当事務所では、一般的な木造2階建て住宅の場合でも構造計算によって、安全性を確認しております。
なぜそんなことをわざわざ書くのかとお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、四号建築と呼ばれる一般的な木造2階建て住宅などの建物は、建築確認申請で構造計算が義務づけられておりません。ですから、構造計算がされない場合がありますが、一般の方々にはそういったことが、あまり知られていないかと思います。
耐震性などの安全性は、きちんと構造計算することによって確認できるので、当事務所では住宅の場合でも構造計算を行うことにしております。
画像はCasa Montañaの構造計算ソフトによる軸組図です。
では、断熱性能の高い家に住む目的とはどんなことでしょうか?一番は寒くないということで、2番目ぐらいに省エネになるというお話がでてきそうですね。しかし、家の断熱性能と健康には深いかかわりがあることがわかっています。
上のグラフは循環器系、呼吸器系、神経系、血管系などさまざまな死因での季節間の変動を表したグラフです。これを見ると、明らかに寒さが増す季節での死亡割合が高くなっています。現代社会において健康とは「冬をいかに暖かく過ごすか」にかかっているということです。
もう一つのグラフは、2002年以降これまで合計で約3万5千人を対象に近畿大学 岩前篤教授が独自に行ってきた健康調査です。気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎、関節炎、アレルギー性鼻炎など15の諸症状について、引っ越し後の変化を尋ねたこの調査では、大半の症状に明らかな改善が見られます。特に省エネ等級4以上など、より断熱性の高い住宅へ引っ越した人ほど改善率が高くなっています。
このように、しかるべき断熱性能の高い住宅に住むことにより、住宅内の温度変化がなくなるので、いろいろな病気の原因が取り払われ、一人年間約1万円の医療費の削減につながるという研究結果もあります。さらにこれに、住宅の高断熱化(すなわち省エネ化)による燃料費の削減分を含めると、実質的な節約金額はこれを大きく上回ります。
つまり、予算内でできるだけ断熱性能をあげたほうが、家族の健康にも、暖冷房の燃料費削減にもつながるということになるのです。そういうことが理解できれば、家の断熱性能をできるだけあげたいとどなたも考えるのではないでしょうか。『高気密・高断熱』というのは、こういうことをめざすことだったんですね。
※かなりざっくりとまとめて書いているため、もっと詳しく知りたい方はこちらの近畿大学 岩前篤教授のコラムをお読みいただければと思います。