コルポ建築設計事務所

Architecture

成沢の家 オープンハウス

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昨日は、大類真光建築設計事務所さんの成沢の家のオープンハウスにお邪魔してきました。上の写真はその成沢の家の階段の写真です。とても印象に残る階段でした。建物はコンパクトではありますが、内部の空間はそれ以上に感じるほどゆったりとした雰囲気に包まれていました。
 
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建物を見せていただき参考になるばかりでなく、いろいろな方ともお話させていただき、たいへん刺激になったオープンハウスでした。このような機会をおつくりいただいた建築主様に感謝いたします。ありがとうございました。
 

2016.05.30

はじまりの美術館

はじまりの美術館
 
ふと思い立って、行ってきました。福島県猪苗代町にあるはじまりの美術館です。この美術館は蔵を改修した建物なのですが、その設計を無有建築工房の竹原義二さんがされています。おそらく東北で竹原さんの作品がみれるのは、ここだけじゃないんでしょうか。
 
はじまりの美術館
 
内部の美術館スペースではちょうど企画展を開催していました。写真に写っている作品は、八重樫道代さんの作品。石巻工房のAAスツールなどもさりげなくおかれていて、東北の雰囲気が感じられました。
 
はじまりの美術館
 
奥に見えるのがカフェスペース。この美術館の特徴でもある十八間の長さがある梁は、圧倒的な迫力がありました。それでも作品を大きく包み込むようなやさしい雰囲気も感じられ、心地よく鑑賞することができました。
 
はじまりの美術館
 
子どもたちはこの冬はじめてまとまった雪を見たので、はしゃぎまわっていました。今度は、季節のよい時期にあらためて訪れてみたいと思います。
 

2016.01.11

COLON CORPO オープンハウス

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山形のデザイン事務所コロンさんによるエコアパートメント「COLON CORPO」のオープンハウスに行ってきました。COLON CORPOって?という方は、こちらにCOLON CORPOのくわしいホームページがありますので、スペックや盛りだくさんの構想をご覧になってみてください。
 
熱損失係数(Q値)が0.88W/m²・Kという高スペックな建物は体感してみないとなかなか実感できないので、このオープンハウスを楽しみにしていました。外はとても寒かったのですが、中に入ってみると暖房のエアコンがついてない状態。聞けば、前日の夜からつけていないとのことで、次の日の午後までその温度を保つ性能は、やはりすごいものだと感心してきました。
 
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なかは漆喰の塗り壁でとてもシンプルな印象でしたが、空間の中におかれているものが、どれも愛着があり、存在感があるものばかりで、それらがとてもここち良い雰囲気に。キッチンも見せていただくことができ、とてもきれいに並べられたキッチンアイテムに見とれながら、写真も撮らせていただいたのですが、正面の写真はあまりにもあれなので、遠慮して3階の吹抜からの見下げたキッチン。一緒に行った嫁とそのキレイな暮らしぶりに驚いてました。
 
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キッチンでは僕がおすすめで書いたペンダントのKULU LAMPを見つけて、うれしくなったり。オーナーの萩原さんから、いろいろ説明していただき、もっといろいろ聞きたいところでしたが、たくさんのお客さんが来られていたので、わきまえて戻ることに。
 
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帰りがけに展示販売されているデザインリサイクル品を眺めながら、いろいろと懐かしい、昔実家で見たであろうアイテムの話などをしたりと、とても楽しい時間を過ごすことができました。
 
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そして、最後にコロンさんが手がけた山形の風景・民芸品の魅力をオリジナルのイラストで伝える絵葉書を発見。見慣れた風景やモノなのですが、とても新鮮な感じがして、迷わず全部購入してきました。
 
最先端をいくエコアパートだと思いますが、これからのスタンダードになっていくであろう建物だと改めて感じることができました。性能もデザインも両方大事ということを実践された建築物を見て、自分の進むべき方向を再確認できました。オープンハウスという貴重な機会を提供していただきありがとうございました。昨日はコーヒーを飲めなかったので、また飲みに訪れたいです。
 
本日、午後5時までオープンハウスになっていますので、気になった方はぜひ。

2015.01.11

土門拳記念館

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昨日は、新住協の研修会が酒田で行われたので行ってきました。その研修会の前に、少し時間がありましたので、土門拳記念館に立ち寄ることに。建築家 谷口吉生氏による設計の建物で、僕も好きな建物のひとつです。第9回吉田五十八賞および日本芸術院賞も受賞しています。
 
毎回、行くたびに驚くのは、建物がきちんと手入れされていて、たいへんきれいなことです。たぶん、定期的になにかしらのことをしていると思いますが、そうやって大切にされていることが伝わってきます。そこで、どのくらい時間が経っているのか調べてみました。竣工したのは、1983年(昭和53年)で今年で31年経過しているんですね。とても、そんなに時間を経ているとは思えないほどです。自分が設計した建物がこのように使われていたら、うれしいでしょうね。
 
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中庭にあるイサム・ノグチ氏の彫刻作品、土門拳を象徴した「土門さん」。グラフィックデザイナーの 亀倉雄策氏が、「土門拳記念館」のブロンズの銘板などのデザインを手がけていたのは調べてはじめて知りました。
 
今回は中の展示は見れなかったので、次回訪れた際はゆっくりと中の展示もみたいと思います。雪の中の記念館というのもいいかもしれません。

2014.12.21