やまぽっか(やまがた省エネ健康住宅)のおすすめ記事の2回目です。
おすすめする理由としては、断熱性能の基準が高いことがあげられます。上の表がやまぽっかの基準になります。例えば山形市は4地域に該当しますので、Y-G1レベルの住宅が欲しい時は、UA値という断熱の基準が0.46以下ないと、やまぽっかとしては認められないということになります。断熱性能が高いほど外気の影響は受けにくく、使用するエネルギーも少なくて済むので、なるべく高い断熱性能の住宅のほうが快適に過ごせるようになります。
やまぽっかの住宅は、最も寒い時期の就寝前に暖房を切って翌朝暖房を稼働させない状況でも室温が10℃を下回らない断熱性能と気密性能を持つ住宅と定義されています。そのような住宅にするには、上のような断熱基準をクリアしてないといけないということです。
国交省では2025年4月から断熱性能の義務化をはじめます。山形市は4地域に該当しますが、その義務化に該当するためにはUA値という断熱性能の基準が0.56以下あればよいことになっています。このUA値は数字が小さくなるほど断熱性能があがることを意味するので、やまぽっかより性能が低いことがおわかりいただけると思います。来年に義務化される性能基準よりもやまぽっかの基準のほうが高いんですね。
私が設計している住宅は、やまぽっかのY-G2~G3の間ぐらいの住宅が多くなっています。このぐらいの性能があれば、家中の温度差がなく、少ないエネルギーで快適過ごせるようになるため、標準性能をそのぐらいに設定しています。
やまぽっかの断熱基準は、国の基準よりも高いので、より快適に少ないエネルギーで過ごすことができるようになります。やまぽっかの断熱基準が国の基準より高いということが、おすすめする理由のひとつになります。