コルポ建築設計事務所

BLOG

冷暖房の方法

今日は、冷暖房の方法について、あらためておさらいをしてみたいと思います。そもそもどんな方法があるのでしょうか。
暖冷房方式 対流式
まずは、対流式といわれる方法です。現在、ほとんどの冷暖房がこれではないでしょうか。エアコン、ファンヒーター、ストーブなどがこれにあたります。メリットとしては、急速に冷暖房できること。デメリットとしては、温風や冷風が直接風に当たるので、それにより不快に感じる場合があります。
暖冷房方式 伝導式
続いては、伝導式です。床暖房やホットカーペットがこれになります。メリットとしては、風が直接当たることがないので、そういう不快さはなくなります。ただし、部屋全体をあたためようとすると、時間がかかってしまうことがデメリットです。
暖冷房方式 輻射式
最後は、輻射式。パネルヒーターやオイルヒーターがこれになります。あたたかい面やつめたい面からの放射熱を体に伝える方法です。空気を介さないので、体にやさしい冷暖房となっているのがメリットです。そして、デメリットは、こちらも対流式にくらべると、部屋全体があたたまるまでの時間が必要になることと、イニシャルコストが他の方式よりも割高になることです。
 
通常は、上記の方式のいずれかの方法で冷暖房することになります。エアコンが圧倒的に多く、その進化もめざましいので、一般的な住宅では冷暖房にまずエアコンということになっているのが現状です。
 
次はどの範囲で冷暖房するのか?というお話です。

2015.01.19