コルポ建築設計事務所

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ウッドロングエコとは・・・

tate_gaiheki
 
この写真を見て、何の写真なのか分かる人はよっぽどのムジラー(無印良品大好き)だと思います。私も無印良品が好きなので、無印良品が手がけている住宅があるのですが、そちらにもとても感心があります。
 
そんな無印良品の家から最近発表されたのが「縦の家」という住宅です。この住宅は、東北芸術工科大学の竹内教授が設計に参加しており、とても断熱性能の良い住宅となっています。その住宅の外壁が上の写真なんです。なんと、杉板が採用されていたんです。なかなか、大手の住宅メーカーなどで外壁に杉板が採用されるということはないと思います。ほとんどが、サイディングというとても安定した材料ですが、無機質な外壁になっているのが現状です。
 
無印良品もよく採用したなぁとも思うのですが、その外壁の保護塗料として使われているのが、ウッドロングエコという塗料だったんです。この材料は、高気密高断熱では知らない人はいない秋田の西方設計で使用されているのを知っていたので、余計どんなものなのか気になっています。
 
ウッドロングエコとは、天然成分のみで作られた木材保護剤、新しい木に塗ることによって、木材に腐朽菌が発生しにくい環境をつくり、木材を安全に長持ちさせます。また塗り直しも必要ありません。
 
製造しているところのHPでは上記のような説明文がありました。一番重要なのは、塗り直しが必要ないというところですよね。杉板の外壁というのは、自然素材で環境にもやさしく趣もありますが、単価的には安く仕上がる素材になります。それに、このウッドロングエコでメンテナンスフリーになるなら、採用しない理由が見つからないなぁと考えておりまして、ぜひ使ってみたい材料のひとつです。

2014.12.29