コルポ建築設計事務所

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付加断熱とは

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先日の研修会では、鶴岡・酒田を中心に家づくりをされているコスモホームさんの現場を見学させていただきました。見せていただいた現場は、壁の断熱材が250mmある高性能な住宅で、Q値も1.091W/㎡kという立派な仕様。このぐらいの仕様になると、柱の間にだけ断熱材を入れただけでは足りないので、さらに外側にも断熱材を入れるようになります。それが写真にある赤い色の断熱材ですね。こういう断熱材のことを付加断熱と呼んでいます。さらに付け加えた断熱材ということですね。こうすることで、家が厚着した状態になるのでよりあたたかい家になるという単純な仕組みです。
 
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上の写真は、付加断熱の下地を止めているビスの写真です。付加断熱の厚みが100~150mmぐらいになってくると、やはりこういう長いビスを使わないと止められないわけですね。私もこのビスを見るのは初めてでしたが、東日本パワーファスニング株式会社のパネリードⅡ+というビスだとおしえていただきました。ビスの長さも断熱材の厚みに合せて、80~200mmの長さがあり、付加断熱をする際は重要なビスになってきます。細かいところですが、こういう部分にどんなビスを使うかというのも大事なところです。

2014.12.22