コルポ建築設計事務所

Architecture

土門拳記念館

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昨日は、新住協の研修会が酒田で行われたので行ってきました。その研修会の前に、少し時間がありましたので、土門拳記念館に立ち寄ることに。建築家 谷口吉生氏による設計の建物で、僕も好きな建物のひとつです。第9回吉田五十八賞および日本芸術院賞も受賞しています。
 
毎回、行くたびに驚くのは、建物がきちんと手入れされていて、たいへんきれいなことです。たぶん、定期的になにかしらのことをしていると思いますが、そうやって大切にされていることが伝わってきます。そこで、どのくらい時間が経っているのか調べてみました。竣工したのは、1983年(昭和53年)で今年で31年経過しているんですね。とても、そんなに時間を経ているとは思えないほどです。自分が設計した建物がこのように使われていたら、うれしいでしょうね。
 
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中庭にあるイサム・ノグチ氏の彫刻作品、土門拳を象徴した「土門さん」。グラフィックデザイナーの 亀倉雄策氏が、「土門拳記念館」のブロンズの銘板などのデザインを手がけていたのは調べてはじめて知りました。
 
今回は中の展示は見れなかったので、次回訪れた際はゆっくりと中の展示もみたいと思います。雪の中の記念館というのもいいかもしれません。

2014.12.21