先日、気になっていたスティーベル LT-50 Ecoの実機を見せていただきました。ダクトレスの全熱交換型換気システムなので、ダクトスペースを気にせず使用でき、熱交換もできるのがとても良さそうだと感じていました。上の写真がその本体になります。
製品自体はこのような構造になっていて、④の本体部分が上の写真になります。
その本体についている黒いフィルターを取ると、見えてくるのが熱交換素子になります。
裏側にも黒いフィルターがついているのですが、それを取るとファンがついています。
実際は、上の構造図の⑥にあたるパイプが壁の中におさまっていて、④の本体がそのパイプの中に入ることになります。
ですので取り出すときには、このようにワイヤーを引っ張りながら本体を引き出して、その後フィルターを外して洗うことになります。フィルターの掃除は3ヶ月1回程度、フィルター自体の交換は3年に1度が目安となっています。
これがコントローラーです。2台にひとつこのコントローラーが必要になります。とてもシンプルなので、壁についていてもそんなに違和感はありません。
問題はこちらでした。室内に取り付ける吸排気のグリルが、このような形状になっており、いくら熱交換で性能が良くなると言われても躊躇してしまうぐらいのインパクトがありました。
上の写真は、LT-50という前の世代の型式になるのですが、なぜこのようなシンプルな形状にならなかったのかとよく言われるそうです。リモコンがシンプルなだけにそのアンバランスさが余計気になりました。
メーカーの方が来年の夏には一新されるとおっしゃっていたので、それでどのように変わるのか期待したいと思います。熱交換型の換気システムは導入すると、よりランニングコストを下げることができます。何十年も住んでいくことを考えると十分に採算のとれる製品なので、積極的にご提案させていただければと思います。ですが、インテリアとしての部分も見逃せないので、なかなか悩ましい部分でもあります。
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