12月8日に突然HEAT20の外皮性能グレードの改定版が発表されました。つい先日、このブログに少なくとも今後の住宅は、G2のグレードで施工していかないとと書いたところでしたが、もうワンランク性能をアップしていこうという提案になっています。
HEAT20というのは、2020年を見据えた住宅の高断熱化をめざしているものですので、その基準が引き上げられたということは、できるだけ住宅については断熱していこうという意志の表明になると思います。断熱は予算の許す限り、できるだけしとけということでしょうか。2020年でも快適に過ごしていく住宅をつくるには、今のうちからこの推奨基準にできるだけ近いほうがよいということになります。
今回のG2基準をクリアするためには、多少予算がかかるので、まずは最低限G1基準をクリアするところからはじめたら良いと思います。その上で、予算が許せばG2基準を目指すという段取りになるのではないでしょうか。少し前に、書いたばかりで基準の改定がありましたので、あらためて書かせていただきました。
くわえて外皮の性能も大事ですが、それは気密性能を確保したうえでの話ですので、そのことも忘れないでいただきたいです。推奨基準には気密の話が出てきませんが、この基準はきちんと気密が確保されていることが大前提ですから。外皮性能が良くても、気密がしっかり確保できていないと、その性能は発揮できないんです。