みはらしの家は、壁の合板張りが終わり、付加断熱施工の真っ最中です。付加断熱とは、柱と柱の間に入れる断熱材(充填断熱)にプラスして、外側にさらに付け加える断熱材(付加断熱)のことを指します。下の写真は、付加断熱を施工する前の状況になります。今回は高性能グラスウール16㎏品を50mm付加することにしていますので、そのグラスウールを支える桟木を先に壁に留めていきます。
そして、その桟木の間にグラスウールをひとつひとつ丁寧に入れていきます。まさに、丁寧にという言葉がふさわしい感じで、グラスウールを壁にはめ込んでいきます。とても地味な工程ですが、このグラスウールがあるかないかで家の性能はまったく違ってくるので、とても大事なところでもあります。
壁全体を施工し終えるとこんな感じになります。50mmの付加断熱を施工している現場は、街中ではまだあまり見かけませんが、今後は最低でもこのぐらいの断熱をすべきだと考えております。ですので、私の手掛ける住宅では最低50mmの付加断熱という考え方でやっていこうと考えています。そうすることで、家のあたたかさにもつながり、省エネにもつながっていくことになります。
11月28、29日の断熱構造見学会では、普段は隠れてしまって見えないこのような部分をみていただければと思いますので、興味のある方はぜひ参加してみてください。