コルポ建築設計事務所

BLOG

日本の住宅のアルミ製窓枠の比率

窓枠の比率
 
先日、日本経済新聞の電子版に日本の住宅のアルミ製窓枠の比率が載ってました。忘れないように、書いておこうと思います。このグラフを見ると、日本だけがアルミ製の窓をダントツに採用してきたことがわかります。なぜか、異常なくらいアルミを使っていると思うのは、僕だけでしょうか。
 
日本は木の文化で、窓も昔は木製だったりしていたので、北欧並みに木製のサッシが普及してもいいのかなと思いましたが、現実は全然違いました。記事の中では、見栄えを気にする消費者が、樹脂窓の太い枠よりもアルミ枠のすっきりしたほうを好む傾向にあったという解説をしていました。が、こういう解説は全然的はずれだと思います。現在でも、窓の枠の太さを気にしている消費者がどれほどいるでしょうか。なにか、やはり、全然別の理由があったので、ここまで普及したんだと思います。僕にはそれがなにかはわかりませんが。。。
 
そして、記事では枠を細くした樹脂窓も登場して、普及のきっかけになると書かれていました。樹脂窓が普及してきた理由は、窓枠が細くなったからではありません。窓からより多くの熱の出入りがあるので、できるだけそれを減らしたいと考えるようになったからだと思います。それだけ、消費者の意識が変わってきたように私は感じました。このグラフを見た、お家を計画中の方は、是非自分の家に採用される窓が樹脂製になっているかどうか、確認されてみてはいかがでしょうか。
 

2015.06.24