コルポ建築設計事務所

BLOG

曲線を描くフローリング

カーブエイト
 
先日、建材メーカーのADVANさんがカタログを届けてくださいました。その中で一番目を惹かれたのが、このフローリング。普通はフローリングというと、直線上にカットされたものを想像されると思います。ですが、このフローリングはゆるやかな曲線が組み合わさってできています。天然木特有の節や木目の流れに合わせてカットするため、このような曲線になるようです。そのため、カットロスが少なくなるので森林資源を有効に使う自然にやさしいフローリングなんだとか。
 
一般にフローリングは、無垢フローリングと複合フローリングに分けられます。無垢のフローリングは、一枚一枚が本物の木でつくられているのに対して、複合フローリングは合板を基材として、その表面に木を薄くスライスしたものを張り合わせたものになります。このフローリング「カーブエイト」という商品は、複合フローリングの部類になりますが、表面の木の部分にはオーク材の3.2mmと厚めの板が張られています。さらに、その表面は塗装が施されていない無塗装品になるので、自分の好みの色で塗装できる楽しみもあります。
 
実際にこの床材が張ってある部屋に行って、どんな雰囲気になるのか、体験してみたいですね。実際に曲がっていると、部屋の端のほうは張りづらかったりするのかなど、いろんなところが気になりそうです。でも、大きめのお部屋にこのフローリングだと、とてもよい印象になるんじゃないでしょうか。無垢材には無垢材の、複合材には複合材のそれぞれ長所短所があるので、いろいろ検討して決める作業は大変でもあり、楽しみでもありますね。
 

2015.02.20