HEAT20については何度かこのブログでも書いておりますが、今週の金曜日にHEAT20の研修会が山形で開催されます。
HEAT20について、北総研の鈴木さんの講演も楽しみですし、「山形県民の健康確保及び地球温暖化防止のための高断熱住宅の普及に向けた提言について」などもあるようなので、きちんと聞いて勉強したいと思います。
参加希望の方は、環境ネットやまがたのHPから是非。
週間文春に、住宅の断熱に関する記事が掲載されているというので買ってきました。週間文春を生まれてはじめて買ったような気がします。
「温かい家」は寿命を延ばすという見出しで、見開き4ページ分ほどの記事が掲載されていました。なかなかこういった情報が一般誌に載ることはないので、知っていただく意味ではたいへんよいことですね。週刊文春って、ゴシップな記事しかないイメージでしたが、少し考えを改めました。
家を購入予定の人は「UA値はいくつですか?」と尋ねたらよいと書かれており、「基準は満たしています」などという曖昧な返答にも気をつけたいと細かいアドバイスまで載っていました。気のなる方はご覧になってみてください。
今塚の家は、付加断熱の真っ最中。すでに東側と西側は終了しており、タイベックでキレイに包まれております。
今回の付加断熱は100mmですが、50mmずつ分けて施工しています。1層目の横下地と2層目の縦下地が見えていますが、最初ヨコに張ってから、タテに張っていきます。
壁に張っている断熱材です。このようにロール状になっているものを、大工さんが丁寧に切っていき、
このような形にしてから嵌め込んでいきます。
100mm分嵌め込んだところです。大工さんがこのように手間をかけて丁寧につくっていくことで、暖かい家ができていきます。
みはらしの家2は、天候にも恵まれ順調に進んでおります。
本日、上棟しました。
毎回思うのですが、図面通りに建ち上がってきます。
大工さんが、2✕10の垂木を取付中。
屋根の断熱は200mm。
当事務所ではこれを標準にしています。
そして、2階の窓からは蔵王の山々がばっちり見えました。
予想以上で大満足。
先日、APWフォーラム山形で日本エネルギーパス協会の今泉さんによる講演を聞く機会がありました。その内容が面白かったので、著書を購入して読んでいるところなんですが。
いきなりはじめから「建築業=省エネルギー産業」という文字が。とてもインパクトのある言葉だと思います。いままで全然そういう感覚なかったからでしょう。
これは住宅以外のビジネスだとごく当たり前なんですね。例えば、自動車メーカー各社は車の燃費を追求して、ガソリンコスト削減にしのぎを削っています。エコカーは本体価格は高くなりますが、乗った分の将来のガソリン代が安くなるから、トータルで見たらこっちのほうがよいかなと考えます。だから、エコカーは多少高くても多くの消費者に支持されている。そう考えると自動車産業は省エネルギー産業にすでに突入しています。
しかし、住宅については燃費で選ばれているような状況にはまだありません。しかし、将来的には家の燃費で選ばれる状況が当たり前になる、エコ住宅のほうがお得だから購入する人のほうが増えてくると思います。街中でプリウス(エコカー)を多く見かけるように、エコ住宅も多く見かけるようになるんでしょうね。