いつも外構をお願いしているランドスケープアーキテクト 工藤まいさんより写真とテキストが届きました。ぜひ、ご一読いただければと思います。
7月末、鉄砲町の家の外構が竣工になりました。
現在、来春の植栽工事に向けて、施主様と打ち合わせを進めています。
今年の1月末、建築の実施設計図面が仕上がったタイミングで外構の初回打ち合わせを行いました。
鉄砲町の家はオープン外構。玄関までの距離が長いため
「アプローチが一番重要」
「緑が豊かなプローチ」
「落ち着きがあって安心する雰囲気、華やかも加わったら素敵だね」
など、建築家の石山さん、施主様、皆で外構について話し合います。
施主様が参考資料として雑誌「新建築」を持参。専門雑誌なので驚きましたが、施主様のご職業も専門職でした。
「舗装のイメージはグレー系」とのこと。事例を持参いただくと、施主様とイメージの共有がよりできるので設計者としては大変有り難いです。
初回ミーティング後はご要望を反映した図面を作成。図面の他、樹形の違いをわかりやすくお伝えしたいので、建築パースをベースに植栽のイメージスケッチを作成します。
建築のお引き渡し後は施主様のご自宅でお打ち合わせを行いました。
施主様もお引越しをされて、庭の要望もより具体的になります。
提案資料として、平面図とスケッチの他、樹種リストを提示しています。
見た目、機能、管理、そして厳しい山形の冬に適応する樹種を選びます。
提案資料を元に、実際に室内から
「庭ができたら窓からどんな風景が見えるかな」
「樹木の高さは十分だろうか」
など、シミレーションしていきます。
家族全員で他県から山形に移住された施主様。山形により愛着を持って頂けるような空間にしていきたいです。