コルポ建築設計事務所

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やまぽっかのススメ3

やまぽっか(やまがた省エネ健康住宅)のおすすめ記事の3回目です。
次におすすめする理由としては、気密性能の基準が決められていることがあげられます。
 

 
前回でも見ていただいた上の表ですが、右側に書いてある隙間相当面積(C値)というのが気密性能の基準になります。来年から義務化になる国の基準でも気密性能については示されませんが、やまぽっかの基準としてはしっかり明記されております。これは断熱と気密をセットで考える必要があるためです。
 

 
気密性能が低いと家の中にたくさんの穴が存在することになり、せっかく暖めたり、冷たくしたりした空気もどんどん外に逃げて行ってしまいます。ですので、気密性能は住宅の性能をあげるうえで非常に重要な数値になります。その基準がしっかり示されているので、やまぽっか基準の家づくりを行う人は気密性能を測定して基準以下であることを示す必要があります。
 
国の基準では今後もこの気密性能の基準がない予定なので、これから建つあたらしい住宅でもしっかりとした気密性能を有しない住宅が存在することになりかねません。そうしたことを防ぐ意味でも、やまぽっか基準の住宅をつくることをおすすめしたいのです。断熱と気密はどちらもセットで考えなければならないので、どちらの数値もきちんと、工務店やハウスメーカーなどに確認して、十分な性能があることを確かめてください。

2024.09.24